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現役引退表明のコービー、ファンに感謝の手紙を綴る

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2015-16シーズンを最後に、現役を引退することを表明したコービー・ブライアント(ロサンゼルス・レイカーズ)が、ファンに向けて手紙を宛てた。

11月29日(日本時間30日)にステイプルズ・センターで行なわれたインディアナ・ペイサーズ戦を観戦したファンに配布された手紙のコピーには、ブライアント本人の署名が入っており、「僕たちが初めて出会ったとき、僕はまだ子供だった」という書き出しで始まっている。

ブライアントがファンに宛てた手紙の内容は、以下の通り。


僕たちが初めて出会ったとき、僕はまだ子供だった。

僕を受け入れてくれた人もいれば、そうではなかった人もいたと思う。

でも、皆さんのおかげで、皆さんの前に今立っている選手、そして人間になることができた。

ファンの皆が、怒りを有効に使う自信を僕に与えてくれた。

ファンの皆が疑いの目を持ってくれたからこそ、僕はそれが間違いであると証明しようと決心できた。

僕が恐怖心を力に変えたところを、ファンの皆にも見てもらえた。

拒否反応を示されたおかげで、苦しみに耐える精神力とは何かを教わった。

皆さんの英雄であっても、もしくは悪者であったとしても、全ての感情、情熱、そして僕自身の力をレイカーになるために注いだことを理解してもらいたい。

皆さんが僕にしてくれたことは、僕が皆さんにしたことを遥かに超えている。

僕は、これまでに出場した全試合でパープル&ゴールドを身に纏った。

今日の試合、そして今シーズンの残り試合でも身に纏えることを、光栄に思う。

この街、チーム、ファンの皆さんへの愛情は、生涯消えることはない。

この素晴らしい旅路に感謝している。

コービー・ブライアント

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ