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コービー・ブライアントが自身の去就について言及し、今季が現役最終年になる可能性を示唆

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ロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアントが、今季終了後の去就について語ったと、AP通信が伝えた。

37歳のブライアントは、今季終了後に現役を引退すると明言はしていないが、Fox Sportsによれば、7日(日本時間8日)の取材に応じた際、「もし今日、今季が最後のシーズンになるかと聞かれれば、そうなるかもしれない。でも、どうなるかはわからない。オープンな状態にしておくさ。なるようになる」と、語ったという。また、翌8日(同9日)にも去就について聞かれ、次のように答えている。

「僕の考えは一貫している。もし気が変わればプレイするし、そうでなければプレイしない。そこのところは一貫しているんだ。ほかに何と言っていいのかわからない」。

AP通信のブライアン・マホーニー記者によれば、レイカーズのバイロン・スコット・ヘッドコーチが今季の出場時間についてブライアントに意見を求めたところ、今季が現役最終年になる可能性を示唆したという。

ブライアントは、ここ数年間でアキレス腱、ひざ、肩を続けて手術した。スコットHCは、2日続けて試合が行なわれる日程での出場時間の調整についてブライアント本人の意見を求め、次の答えが返ってきたと話している。

「数日前に彼(ブライアント)と話をした。彼のフィーリングとしては、『コーチ、ひょっとすると今季が現役最後のシーズンになるかもしれない。だから、可能なら全試合に出場できるようにしたい』、ということだった」。

8日(同9日)にマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)で行なわれたニューヨーク・ニックス戦(99-95でニックスが勝利)で18得点を記録したブライアントは、1996年に同会場で記念すべきNBA初得点をマークした。また、2009年の対戦では、アウェイチームの選手としてMSG史上最多の61得点を記録している。

同試合後、ブライアントと抱擁を交わしたニックスのカーメロ・アンソニーは、仮に引退を考えていたとしても、対戦相手としてのブライアントが難敵であることに変わりはないと語った。

「彼を戦力として見ないなんてことはない。彼が成し遂げてきたこと、引退する可能性があることを知っている若い選手たちにとっては、彼とコートに立てるというのは特別な瞬間だと思う」。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ