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ラプターズのラリー・タネンバウム・オーナーがNBA理事会チェアマンに就任

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9月28日(日本時間29日)、アダム・シルバーNBAコミッショナーは、トロント・ラプターズのラリー・タネンバウム・オーナーが、満場一致でNBA理事会会長(Chairman of the NBA Board of Governors)に選出されたことを発表した。

Maple Leaf Sports & Entertainment (MLSE)のチェアマンを長年にわたって務めているタネンバウム・オーナーは、カナダ出身のオーナーとして初のNBA理事会会長となった。2014年4月から現在まで前会長を務めたミネソタ・ティンバーウルブズのグレン・テイラー・オーナーの後任を務める。

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シルバー・コミッショナーは「グレン・テイラーは、我々の競技発展のため力を注いでくれた素晴らしい会長でした」と語った。

「グレンと同様、ラリー・タネンバウム会長もリーグ全体の利益を優先する人物で、他チームのオーナーからも尊敬を集めています。ラプターズのオーナーになってからの約20年間、ラリーはNBA理事会メンバーとして積極的に活動してくれています。グレンの献身的な貢献に感謝するとともに、今後は新会長のラリーとの仕事を楽しみにしています」。

タネンバウム新会長は「NBA理事会会長に選出されたことは、私自身にとって、それからラプターズにとって大きな名誉です」と語った。

「今後は世界規模での競技発展に加えて、球団、選手、ファンのため、シルバー・コミッショナー、リーグオフィス、他チームのオーナーとともにリーグ発展に繋がる機会を楽しみにしています」。

1994年からウルブズの筆頭オーナーを務め、2008年から12年までの1期目を含め、NBA理事会会長を2期務めたテイラー前会長は「NBA理事会会長としてリーグに携われる機会を得られたことに感謝しています」と語った。

「理事会には素晴らしい協調性と、互いに尊重する素晴らしいスピリットが備わっています。今後は、ラリー・タネンバウム会長が理事会を活性化させてくれることを確信しています。ラリーが理事会会長として成功を収めることを願い、今後も理事会メンバーとして携わっていきます」。

長年NBA理事会メンバーを務めているタネンバウム会長は、2008年からNBA諮問/財務委員会のメンバーでもあり、2000年から14年までは計画委員会のメンバーも務めた。その他にも、労使関係委員会、組織拡張委員会、再編成委員会のメンバーも歴任している。

1998年にラプターズのオーナーに就任したタネンバウム会長は、、NHLのトロント・メープルリーフス、MLSのトロントFCのオーナーでもある。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ