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2017 NBAオールスターゲームの開催地変更へ

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7月21日(日本時間22日)、NBAは、2017 NBAオールスターゲームに関する次の声明を発表した。


NBAは、2017 NBAオールスターゲームの開催地をシャーロットから変更することを決定しました。シャーロットでの大会は、2019年に改めて開催できることを願っています。

ノースカロライナ州議会が今年の3月にHB2法を制定し、シャーロットの性的少数者(LGBT)コミュニティに対する法的保護に関する問題が顕著となって以降、NBAとシャーロット・ホーネッツは、建設的な対話を続け、前向きな変更が起こるよう努力してきました。リーグの基本的価値観に則り、我々は、これらの議論を続けてきました。その考えの中には、他者に対する多様性、平等、相互尊重だけではなく、反対意見を聞き、熟考することを厭わない精神も含まれています。

オールスターイベントは1週間という期間で開催される祭典です。バスケットボール、リーグ、我々が示している道徳的価値観を世界規模で祝うために予定されているものであり、現役選手、すでに引退している選手、リーグ、チーム関係者、ビジネスパートナー、ファンを含むNBAコミュニティが一堂に会するためのイベントでもあります。NBAがビジネスを行なっている全都市、州、国の法律を変えられない以上、そしてHB2法によって作られてしまった精神的風土がシャーロット内にある以上、オールスターゲーム開催を成功に導ける確信を持つことができません。

今回の決断が、リーグでも最も情熱的なノースカロライナ州のファンに与える影響が大きいことは承知しています。シャーロット市とホーネッツは、包括的な環境を整備するため、骨の折れる活動を続けてきました。ホーネッツが、今後もLGBTコミュニティのメンバーを含む後援者に対し、彼らのアリーナで開催されるイベントに歓迎することを保証します。

今回の問題については、適切な解決法を見出すということを条件に、2019年にシャーロットでオールスターの祭典を開催できるよう再検討したいと考えています。

2017 NBAオールスターゲームの新たな開催地は、近日中に発表する予定です。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ