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イースタン・カンファレンス・ファイナル第6戦プレビュー

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2018年のイースタン・カンファレンス・ファイナルは、レブロン・ジェームズのために作られたステージだ。

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5月25日(日本時間26日)、クリーブランド・キャバリアーズは本拠地クイックン・ローンズ・アリーナでボストン・セルティックスとの第6戦を戦う。ジェームズ以上に、追い詰められた状況で真価を発揮する選手はいない。

ジェームズは、プレイオフで後がない状況となって迎えた21試合で、NBA最多の平均33.5得点という数字を残している。2015年以降は、プレイオフ・シリーズでもう負けられない状況で7試合を戦い、ジェームズは平均36.9得点、12.0リバウンド、9.1アシストを記録。そのうち5試合で40得点以上をマークし、キャブズはそのうち4試合で勝利を収めた。

今シリーズはセルティックスが3勝2敗で王手をかけているとはいえ、第5戦まではいずれもホームチームが勝っている。第6戦はキャブズの本拠地で、彼らはホームで7連勝中だ。

今季終了後にフリーエージェントになる可能性が高いジェームズにとって、今シーズンがキャブズでの最終年になるという噂もある。2010年以来初のNBAファイナル進出を狙っているセルティックスは、奇遇にも同年のイースタン・カンファレンス準決勝でキャブズを撃破し、その年のオフ、ジェームズはマイアミ・ヒートに移籍した。

セルティックスは第5戦に96-83で勝利したものの、フィールドゴール成功率は36.5%と苦しんだ。ジェームズは同試合で26得点、10リバウンド、5アシストの活躍を見せたものの、試合終盤には疲れきった様子を見せ、ターンオーバーを6回も記録。ジェームズ以外に二桁億点を記録したのは、ケビン・ラブだけだった。

セルティックスの守備は、第5戦でも効いていた。ブラッド・スティーブンズ・ヘッドコーチは、マーカス・モリスに代えてアーロン・ベインズを先発に起用し、ビッグラインナップで臨んだ。チームリバウンド数でもセルティックスが45-39で上回り、新人のジェイソン・テイタムも24得点で勝利に貢献。テイタムは、今季のプレイオフ9試合で20得点超えをマークしている。これはドノバン・ミッチェル、デイビッド・ロビンソンと並び、新人では歴代2位の記録だ。

しかしながら、セルティックスは今シリーズの敵地戦で苦しんでいる。第3戦は30点差(86-116)で大敗を喫し、第4戦はスロースタートを挽回できず102-111で敗れた

先述通り、ジェームズは後がなくなった状況で力を発揮する選手だ。直近のケースはインディアナ・ペイサーズとのファーストラウンド第7戦で、ジェームズは45得点でチームを引っ張り、キャブズはカンファレンス準決勝に勝ち進んだ。

ジェームズは第5戦後「金曜日(日本時間土曜)は、キャブズの最高のバスケットボールをホームでプレイする機会、そして第7戦に持ち込む機会になる」と語った。

「金曜の夜にチームがどういう反応を見せるのか、楽しみだ」。

原文:5/25 Game 6 Preview: Celtics at Cavaliers by STATS LLC/Celtics.com(抄訳)

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ