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【イースタン・カンファレンス・ファイナル第7戦総括】大舞台での強さを改めて見せつけたレブロン・ジェームズと新人離れした活躍を見せたジェイソン・テイタム

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クリーブランド・キャバリアーズは、5月27日(日本時間28日)にTDガーデンで行なわれたイースタン・カンファレンス・ファイナル第7戦に87-79で勝利し、4年連続のNBAファイナル進出を決めた。

キャブズは、5月31日(同6月1日)から始まるファイナルで、ゴールデンステイト・ウォリアーズとヒューストン・ロケッツによるウェスタン・カンファレンス・ファイナル第7戦の勝者と対戦する。

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第7戦でレブロン・ジェームズは48分フル出場し、ゲーム最多の35得点、ジェフ・グリーンが19得点、8リバウンドで勝利に貢献。敗れたセルティックスでは、新人ジェイソン・テイタムがチーム最多となる24得点、アル・ホーフォードが17得点、4リバウンドを記録した。

接戦の末にキャブズが勝利したイースタン・カンファレンス・ファイナル第7戦を、3つのポイントとともに振り返りたい。

レブロン・ジェームズはイーストのキング

ジェームズがキャブズ、そして今シリーズに何をもたらしたかは言うまでもない。これから数日間は、彼がチームをNBAファイナルに導いたことを称える記事が続々と世に出るだろう。ジェームズは、今シリーズの第7戦でも大舞台に強いところを披露してみせた。

ゲームハイの35得点、15リバウンド、9アシストで勝利に貢献したジェームズは、第3クォーターにテリー・ロジアーのダンクを豪快なブロックで叩き落とし、試合の流れをセルティックスに渡さなかった。この場面は、ジェームズが過去に決めたチェイスダウン・ブロックとともに繰り返し再生されるはずだ。

大舞台で再び実力を示したジェームズは、これでマイアミ・ヒート時代を含め、8年連続のNBAファイナル進出という偉業を達成している。

並の新人ではないジェイソン・テイタム

今シリーズでジェームズの次に輝いた選手は、新人のテイタムだ。試合を重ねるごとに成長し、第7戦では歴代最高の選手の一人に数えられるジェームズを相手にしても怯まなかった。

テイタムは24得点、7リバウンド、フィールドゴール成功率52.9%を記録。そのプレイからは初めてのNBAプレイオフとは思えないほどで、すでにプレイオフの大舞台を何度も経験しているかのようだった。

イーストの勢力図は今季も変わらなかった。しかし、セルティックスはキャブズを追い詰めた。チームが万全の状態なら、セルティックスは来季イーストの頂点を間違いなく目指せるだろう。

終盤に勝負を決めたキャブズ

第4Qにテイタムがジェームズ越しにダンク、続けて3ポイントショットを決めてセルティックスは72-71と勝ち越しに成功した。

しかし、キャブズは第4Q残り6分からFG8本中4本、フリースロー9本中7本を成功させ、セルティックスを16-7と上回って勝利。一方のセルティックスは最後の6分でFG13本中2本だった。

セルティックスの選手たちからは、試合終盤になって疲労した様子が見てとれた。これだけの大舞台で、若手が中心で、リーグトップクラスのクローザーであるカイリー・アービングを欠いた状態で勝つのは厳しい。

キャブズはすでにこの舞台を経験している。セルティックスは、今回の経験を糧に成長するはずだ。

原文:Three takeaways as Cavaliers hold off Celtics in epic Game 7 by Carlan Gay/Sporting News(抄訳)

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