5月27日(日本時間28日)にTDガーデンで行なわれたクリーブランド・キャバリアーズとボストン・セルティックスによるイースタン・カンファレンス・ファイナル第7戦は、キャブズが87-79で勝利し、4年連続のNBAファイナル進出を決めた。
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この日の勝利でマイアミ・ヒート時代(2010~2014年)を含めて8年連続のNBAファイナル進出となったレブロン・ジェームズは、48分間フル出場で35得点、15リバウンド、9アシストとチームを牽引。キャブズは堅いディフェンスでホームのセルティックスをリズムに乗らせず、第2クォーターと第3Qを20点未満に抑え込んだ。
ジェームズは「試合を通じてのプレイは自分から言ったこと。乗り切る方法を見出そうとしていた」とコメント。ジェームズは体力を少しでも温存するため、ハーフタイム後もアップは行なわなかった。またタイムアウトを使い、少しでも呼吸を整えようとしたという。
タロン・ルー・ヘッドコーチは、脳震盪の症状により欠場を余儀なくされたケビン・ラブのためにプレイしたことを試合後の会見で明かしている。「ケビンのためにも勝ちたかった」と語ったルーHCは、こう続けた。
「ケビンはプレイしたがっていた。イースタン・カンファレンス・ファイナル第7戦という状況の試合に出場したがっていた。彼はオールスターで、チームNo.2の選手だ。それでも今日の試合には出場できなかった。チーム全員が彼を気にかけていた。ファイナルに勝ち進んだので、彼がプレイするチャンスはある」。
キャブズ(4勝3敗)はジェームズのほか、ジェフ・グリーンが19得点、8リバウンド、JR・スミスが12得点、トリスタン・トンプソンが10得点、9リバウンドで勝利に貢献した。
セルティックスのブラッド・スティーブンズHCは、ジェームズ対策について「今シリーズを迎えるにあたって設定した目標は、可能な限り彼にエネルギーを使わせることだった」と話している。
「シリーズの大半を通じて実行できたと思うが、それでも35得点を決められてしまった。まるでジョークだ」。
敗れたセルティックス(3勝4敗)は、ジェイソン・テイタムが24得点、アル・ホーフォードが17得点、マーカス・モリスが14得点、12リバウンド、ジェイレン・ブラウンが13得点だった。
キャブズは、28日(同29日)にトヨタ・センターで行なわれるゴールデンステイト・ウォリアーズとヒューストン・ロケッツによるウェスタン・カンファレンス・ファイナル第7戦の勝利チームとNBAファイナルで対戦する。ファイナル第1戦は、ウェスト覇者のホームで5月31日(同6月1日)に行なわれる予定だ。
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