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アイザイア・トーマス、ブラッド・スティーブンズHCの最優秀コーチ賞最終候補落選に不満「酷い結果」

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ボストン・セルティックスのアイザイア・トーマスは、ブラッド・スティーブンズ・ヘッドコーチがNBA最優秀コーチ賞のファイナリストから落選したことに不満を募らせている。

怒りの矛先は、NBAアウォード各賞の最終候補を選出したスポーツライターや放送局のグローバルパネルに向けられた。

NBAプレイオフ2017 イースタン・カンファレンス決勝でクリーブランド・キャバリアーズに敗れたセルティックスは、5月26日(日本時間27日)に今季最後の会見を行なった。会見に出席したトーマスは、今夏セルティックスが獲得する可能性のあるフリーエージェント選手について聞かれた際、NBA最優秀コーチ賞最終候補3名(サンアントニオ・スパーズのグレッグ・ポポビッチHC、ヒューストン・ロケッツのマイク・ダントーニHC、マイアミ・ヒートのエリック・スポールストラHC)にスティーブンズHCが入らなかったことについて触れ、『USA Today』に次のように話している。

「まだ(FAになる選手とは)話していない。自分はプレイオフで勝ち進むことに集中していたからね。そして、なぜブラッド・スティーブンズHCが最優秀コーチ賞の最終候補に入らなかったのかを考えていた。酷い結果だ」。

「自分たちはイーストの首位でレギュラーシーズンを通過した。周りから、チームのタレントレベルが他チームと比べて劣っていると思われていたにもかかわらずだ。それなのに彼は最優秀コーチ賞の最終候補から落選した。まったくもって理解できない。おかしな話さ、彼こそ有力候補になるべき。リーグの誰に聞いたって、彼こそ最優秀コーチ賞に相応しいと思われるべき存在だよ」。

トーマスの不満は理解できる。もちろん、彼は最終候補に選出されたポポビッチHC、ダントーニHC、スポールストラHCに対して怒っているわけではない。

同賞の行方は、ポポビッチHCが最有力候補と言われているものの、序盤の不振から脱し、レギュラーシーズンを41勝41敗で終えたヒートを指揮するスポールストラHCの評価も高い。もしスポールストラHCが同賞を受賞すれば、2000年の受賞者であるドック・リバースHC(当時オーランド・マジックのHC)以来初の“勝率5割かつプレイオフ進出を逃したチーム”からの選出となる。

原文:Isaiah Thomas: It's 'BS' Brad Stevens isn't finalist for NBA Coach of the Year by Ron Clements/Sporting News(抄訳)


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