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Road to NBA

Road to NBA
Road to NBAインタビューNo.1 田臥勇太 Road to NBAインタビューNo.2 川村卓也

1992年のバルセロナ五輪でNBAスーパースターたちからなるドリームチームが世界を魅了して以来、 アメリカ国外からも多くの選手たちがNBAを目指すようになった。 その数は毎年増えており、2008-09シーズンは、実に32ヶ国から77選手がNBAのユニフォームを着たという(2009年1月6日時点)。
それにしても、アメリカ国外が出身の選手たちはいったいどういったルートで、どういったステップを踏んでNBA入りしているのだろうか。
Road to NBA(NBAへの道)第一弾では、ドラフト指名選手とドラフト外選手に分けて、NBA入りまでの手順を簡単に説明しよう。

ドラフト指名選手の場合

ドラフト指名選手の場合

2009年6月のNBAドラフトでは、9ヶ国から14人の選手が新たにNBAチームからの指名を受けた。 NBAではアメリカ国外の選手でもドラフト指名の対象になるわけだ。
アメリカの大学に進んだ選手の場合、大学での選手資格がなくなった年(通常は卒業年)にドラフトの対象となるのだが、 アメリカの大学に行かない国外の選手は、いったいいつドラフト指名の対象となるのだろうか。
アメリカ国外の選手(注)の場合は、大学とは関係なく年齢でドラフト指名の対象になるときが決まっている。 まず、何の手続きもしない場合は年内に22歳になる年のドラフトで自動的に指名対象となる。 もし、選手自身がそれ以前にドラフト指名対象になりたい場合は、ドラフト60日前までにNBAにアーリーエントリーの書類を提出することで、 ドラフト指名の対象となる。ただし、この手続きをできるのは年内に19歳になる年以降だ。
たとえば、2009年6月のNBAドラフトでミネソタ・ティンバーウルヴスから指名されたリッキー・ルビオ(スペイン)は同10月に19歳になるのだが、 アーリーエントリーの書類を提出してドラフト指名対象となった。
アーリーエントリーしなかった例では中国のヤオ・ミンがいる。22歳になる2002年に自動的にドラフト指名対象となり、 2002年6月のNBAドラフトでヒューストン・ロケッツから1位指名を受けた。
ただし、ルビオがそうだったように、ドラフト指名されたからといって、すぐにNBAに入る義務があるわけではない。 特に海外の選手の場合は、海外のチームとの契約が継続中の場合もあるため、ドラフト指名から数年たってからNBA入りすることも多い。 その場合、海外のチーム(プロ、アマチュア問わず)に所属している限りは、NBAでの交渉権利はドラフト指名したチームが保持しており、 場合によっては交渉権を他チームにトレードすることもできる。

(注)アメリカで高校を卒業した選手、アメリカの大学に入学したことがある選手はアメリカ人選手のルールが適用される。

ドラフト指名されなかった選手の場合

ドラフト指名選手の場合

アメリカ人選手でも、アメリカ国外の選手でもドラフトの対象選手となった年に指名を受けなければ、その後は自動的にフリーエージェント選手となる。 つまり、条件さえあえば、どのチームと契約してもいいわけだ。
世界中にスカウティングが行き届くようになった現在は、有望な選手はほとんどがNBA各チームにドラフト指名されるのだが、だからといって、 ドラフト指名されなかった選手がまったくいないわけでもない。

たとえばアルゼンチン出身のアンドレ・ノシオニ(現サクラメント・キングス)は1979年生まれ。 2001年にドラフト指名対象となったのだが、どのチームにも指名されなかった。 ノシオニはスペインのプロチーム(タウ・セラミカ、マンレサ)でプレーする一方、 アルゼンチン代表の一員として2002年にインディアナポリスで開催された世界選手権でアメリカ代表相手に勝利をあげたほか、 大会でも準優勝したことで注目を集め、2004年にシカゴ・ブルズと契約してNBA入りした。

ドラフト指名選手の場合

また、日本国籍の選手として初めてNBA入りした田臥勇太も、ドラフト外ながらNBAの契約を勝ち取った一人だ。 2003年、NBA挑戦の意思を表明すると、以前から田臥に目をつけていたダラス・マベリックスからサマーリーグのためのトライアウトに招待された。 この競争に勝ち抜き、日本人選手として初めてNBAサマーリーグに出場、さらにその年の秋にはデンバー・ナゲッツのトレーニングキャンプにも参加した。このときは開幕ロスターには残れなかったものの、翌2004年にはフェニックス・サンズからサマーリーグに出場し、サンズのトレーニングキャンプを勝ち抜いて、開幕ロスター入りを果たした。

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