2006年ファイナルで対戦したダラス・マーベリックス、マイアミ・ヒートが再びチャンピオンシップ獲得を目指し激突。
前回2戦目まで連勝し、そこから逆転を許したマブスにとってはリベンジ。そして今季からビッグ3(ドウェイン・ウェイド、レブロン・ジェイムス、クリス・ボッシュ)を軸としたヒートにとっては、新たなチーム史の創生というテーマがある対戦となる。
■5つのポイント
1: D・ノビツキーの進化
2: D・ウェイドの進化
3: L・ジェイムス対策
4: マブス控えの中心が誰になるか
5: 2006年ファイナル以降の対戦成績
■マブスの戦略
リーグでもボール回しからオープンスペースにいる選手にパスを出すことに優れているマブスには、絶対的なオフェンスであるノビツキーに加え、ジェイソン・キッド、ジェイソン・テリー、ペジャ・ストヤコビッチ、ホゼ・バレアと3Pが打てる選手も多い。
ヒートがノビツキーにダブルチームを仕掛ければ、それだけアウトサイドからオープンな状態でシュートが打てる選手が増えるということになるだろう。
■ヒートの戦略
ビッグ3を軸に、とにかく速い展開から相手を攻略する戦法が好ましい。身体能力等、個人の力ではマブスの選手よりも優れ、ウェイド、ジェイムス、ボッシュ共にチームを牽引する力もあれば、チームメイトの実力を引き出す能力にも優れているため、速攻に持ち込むことが出来れば、勝利する可能性は高くなると言える。
■試合がかかった場面では・・・
マブスはノビツキーにラストシュートを託すことは間違いない。意外に知られていないことだが、ノビツキーの武器は正確無比なシュートだけではなく、試合を決める重要な場面で確実にフリースローを沈めているということ。
一方のヒートは、プレイオフを通して、ウェイド、ジェイムス、ボッシュのいずれかがチームの勝利に貢献してきた。
状況に応じ、適切な選手をチョイスすることが求められるだけということになりそうだ。
■予測不能な要素
マブスベンチの大半は予測不能。テリー、バレア、マリオン、ストヤコビッチまで、それぞれに特徴があり、それぞれが試合を決めるだけの力を持っている。
また、タイソン・チャンドラーがファウルトラブルに苦しまなければ、ヒートのドライブへの対処がし易くなるのではないだろうか。
一方のヒートにとっては、ビッグ3のサポート探しが難航。レギュラーシーズン中から安定した活躍をみせるベンチ選手は現れなかった。
しかし、プレイオフでウドニス・ハスレムが復帰したことで状況は変わりつつある。2006年の時と同様に、ノビツキー対策としてハスレムに期待がかかる。
■勝敗予想
4勝2敗でヒート
5年間屈辱を味わってきたマブスは、なんとしても優勝を勝ち取りに来るだろうが、足元をすくわれないよう、細心の注意を払う必要がある。
しかし、相手はウェイド、ジェイムス、ボッシュを擁するヒート。ビッグ3結成1年目にしてファイナル進出を果たし、最大の目標である優勝に向け、各々のモチベーションは相当高いだろう。選手レベル、勢い共に同じレベルにあると言える両チームだが、今季はスタートリオに軍配が上がると予想する。