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富樫の出身球団秋田、田臥所属の栃木など12クラブが日本の新バスケリーグJPBL1部参入へ

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7月30日、2016年から始まる日本の新バスケットボールリーグ、JPBL(Japan Professional Basketball League/ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ)が記者会見を開き、1~3部リーグ階層分けが確定した一部のクラブ名を発表した。

1部リーグ入りが決まったのは、昨季Dリーグのテキサス・レジェンズでプレーした富樫勇樹の出身クラブでもある秋田ノーザンハピネッツ、かつてNBAのフェニックス・サンズでもプレーした田臥勇太が所属しているリンク栃木ブレックス、元NBA選手のブライアン・クックを先月獲得した千葉ジェッツなど合計12チーム。また、5チームが2部リーグ、3チームが3部リーグに振り分けられたことが決まった(階層分けが決まったクラブのリストは下記を参照)。

なお、階層未確定のクラブは1~2部が15クラブ、2~3部が10クラブあり、8月29日にすべてのクラブの階層分けが発表される予定だ。

JPBLは、1部参入の条件として、「ホームアリーナの入場可能数5000人」「年間試合数の8割のホームゲームを実施できるホームアリーナの確保」「年間売上2.5億円」、2部参入条件として「ホームアリーナ入場可能数3000人」「年間試合数の原則8割のホームゲームを実施できるホームアリーナの確保」「年間売上1億円」を掲げており、これらを中心に総合的に判断した結果、今回の確定クラブが決まったとしている。

JPBLの川淵三郎チェアマンは、1部のクラブ数を「(国際バスケットボール連盟セントラルボードメンバーでジャパン2024タスクフォースの)バイス・コーチェアマンからは14プラスマイナス2(12~16クラブ)と釘を刺された」としながらも、「可能ならば18くらいまでいけたらいいなと現在は思っている。(8月29日までの)1か月間での(各クラブの)努力次第」と語った。


階層分けが確定したクラブに印がついたボードの前で笑顔を見せるJPBL幹部(左から境田正樹理事、川淵三郎チェアマン、大河正明理事) Photo by Takuma Oikawa/NBA.com Japan

この日、階層が確定したクラブは以下の通り。

1部=12クラブ
秋田ノーザンハピネッツ、仙台89ers、リンク栃木ブレックス、千葉ジェッツ、トヨタ自動車アルバルク東京、東芝ブレイブサンダース神奈川、浜松・東三河フェニックス、アイシンシーホース三河、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋、京都ハンナリーズ、大阪エヴェッサ、琉球ゴールデンキングス

2部=5クラブ
青森ワッツ、福島ファイヤーボンズ、豊田通商ファイティングイーグルス名古屋、バンビシャス奈良、高松ファイブアローズ

3部=3クラブ
大塚商会アルファーズ、豊田合成スコーピオンズ、アイシン・エィ・ダブリュ・アレイオンズ安城

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