[宮地陽子コラム第75回]私が投票したNBAオールスター2017先発選手
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[宮地陽子コラム第75回]私が投票したNBAオールスター2017先発選手

日本のメディアから唯一、今回のオールスターメディア投票権を獲得した宮地氏が、自らの投票について語る

先週水曜夜のこと、メールをチェックすると、NBA広報ディレクターからのメールが届いていた。もっとも、NBAからは、毎日様々なプレスリリースが何通も届くので、それほど珍しいことではない。ただ、このメールには"2017 NBA All-Star Voting - Media Voting Panel"とタイトルがつけられていたので、慌てて読んでみると、なんと、オールスターのスターターを決めるメディア投票のパネルの1人に選ばれた(※)との通知だった。

※NBAのオールスター・スターターは、昨シーズンまではファン投票だけで選ばれていたが、今シーズンからはファン投票50%、選手投票25%、メディア投票25%の比重で選ばれることになった。

どういった基準でパネルに選んでくれたのかはわからないけれど、世界中でNBAを取材する多くのメディアの中から選ばれるのだから光栄なことだ。少し前に見た記事によると、パネルに選ばれるメディアは75人ぐらいとあった。別の記事で100人と見た覚えもある。最終的に何人だったかは現時点では不明だが、誰でも投票できるものでないことは確かだ(オールスターのスターターが発表される時に、投票したメディアの名前も掲載されるらしい)。※注:最終的に96人のメディアが投票に参加した

ちなみに、これまでリーグ主催のシーズン各賞の投票権をもらったことはない。唯一あるのは、オールスターのルーキーゲームのゲームMVP投票権。それも、過去に1回あるだけだ。オールスターは世界中のファンが注目するお祭りなので、アメリカ国内のメディアだけでなく、海外のメディアもパネルに入れておこうという判断なのかもしれない。

さて投票するにあたって、前もって候補をあげて絞り込む作業をしてみたが、東西それぞれ5人(各ガード2人、フロントコート3人)に絞り込むのは本当に難しかった。投票期限まで、数日間考えてみたけれど、そのたびに選ぶ選手が変わるほどだった。もし投票が1日ずれていたら、別の選手を選んでいたかもしれない。

選ぶにあたって、自分なりの基準も考えてみた。まず、当然のことだけれど、オールスター出場に値する活躍をしている選手。ファン投票なら今季の活躍に関係なく好きな選手に投票すればいいと思うのだけれど、メディアパネルとして選んでもらったからには、そうはいかない。同じ理由で、出場していた試合でどれだけ活躍していても、故障で欠場試合が多い選手も外した。

ただ、これはシーズンMVPを選ぶ投票ではない。オールスターというお祭りなので、スタッツだけで選ぶことはしなかった。いや、最初はエフィシェンシー・レーティングを比較してもみたのだけれど、なんだか味気ない気がして、途中でやめた。オールスター出場に値する選手であれば、ディフェンスが悪くても気にしない。見たいか見たくないか。オールスターの試合がティップオフするときにコート上にいてほしいかどうか。緩い基準かもしれないけれど、その基準で、最後は直感で選ぶことにした。

さて、そうやって悩んで選んだのが以下の10選手だ。


■ウェスタン・カンファレンス

ガード

ラッセル・ウェストブルック(オクラホマシティ・サンダー)
ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)

フロントコート

ケビン・デュラント(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
カワイ・レナード(サンアントニオ・スパーズ)
アンソニー・デイビス(ニューオーリンズ・ペリカンズ)


■イースタン・カンファレンス

ガード

カイリー・アービング(クリーブランド・キャバリアーズ)
アイザイア・トーマス(ボストン・セルティックス)

フロントコート

レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)
ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)
ジミー・バトラー(シカゴ・ブルズ)


ウェストのガードは、ステフィン・カリーが外れているが、今シーズンここまでのプレイを考えると、ウェストブルックとハーデンは外せないから仕方ない。それに、フロントコートのデュラントと合わせて、元サンダーの3人が揃ってスターターで出るのも見てみたかった。これを機会に、ウェストブルックとデュラントの関係が少しでも元通りになるといいという勝手な希望もある。2人の間に、チームメイトだったハーデンが加わることで、そんな機会も生まれるのではないかと期待している。

この3人とレナードまではすんなり決まったが、悩んだのは最後の1人。デイビスとデマーカス・カズンズ(サクラメント・キングス)で悩んだ。多少の問題児であっても、カズンズぐらいの実績なら、とも思ったけれど、最後はニューオリンズでのオールスターということも考慮してデイビスを選んだ。

イーストで迷うことなく選んだのは、レブロンとアデトクンボの2人。時代の先を行くような2人の選手が揃ってコートに立つのは、考えただけで楽しみだ。キャブズから2人となったが、アービングは大舞台になればなるほど発揮する勝負強さで選んだ。ディフェンスに難があるかもしれないが、あの勝負強さは捨てがたい。

もう1人のガードは、ジョン・ウォール(ワシントン・ウィザーズ)、カイル・ラウリー(トロント・ラプターズ)、デマー・デローザン(ラプターズ)と迷ったけれどトーマスを選択。今季の活躍に対する評価もあるけれど、サイズの小さい日本人選手にとっての希望の星としての気持ちもこめての選出だ(せっかく日本人メディアとして選んでもらったので、それぐらいの日本人色は出してもいいかな、と)。

フロントコートの最後の1人は、ケビン・ラブ(キャバリアーズ)やポール・ジョージ(インディアナ・ペイサーズ)も考えたが、バトラーを選択。理由はいろいろと後付けではあげられるけれど、正直言って、最後は直感。投票のタイミングが違っていたら、別の選手を選んでいたかもしれない。

文:宮地陽子  Twitter: @yokomiyaji

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