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[宮地陽子コラム第71回]ブレイザーズのキーマン3人に聞く“チームの進化”(2):デイミアン・リラード

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──今シーズンのブレイザーズは、昨シーズンからどう上積みし、進化していく必要があると思いますか?

夏に、みんなそれぞれが熱心に練習し、上達してきた。だから、ここからはチームとしてまとまって上達するときだ。個々の選手に何ができるかはわかっているから、あとはそれを、どううまく組み合わせることができるかだと思う。

──ディフェンスが鍵になると思いますか?

そう思う。それが今シーズンの僕らが、これまでと一番違うところだと思う。

──あなたも、オフシーズンにディフェンス向上を重視したと聞いていますが、オフシーズン中にもディフェンスを上達させることはできますか? そのために、どういったことをするのでしょうか?

フィルム(試合映像)を見ること。力強くなること。そして気持ちを入れてやること。このオフシーズンは、いつもより多くフィルムを見て研究した。その面で上達できるとわかっていたからね。上達するために、時間をかけた。

ディフェンスで大事なのはメンタル面の問題だと思う。あとは(チームとして)コミュニケーションをとって、正しいスポットにいることだ。

──開幕までに修正したいことは?

オフェンスでは僕らはよく得点できるけれど、ディフェンスではコミュニケーションと正しいスポットにいること。試合中にそれがよくできている時間帯もあるけれど、今より一歩前進して、よりいいチームになるためには、常にそれができないといけない。そういった小さいことを常にやり、タイムアウト中にわざわざその話をしなくてもいいぐらい、ハーフタイムに『これをやることを忘れないように』と話さなくてもいいぐらい、習慣にできるかどうかが違いなのだと思う。自分たちの責任をきちんと果たし、何をしなくてはいけないかを理解し、それをいつでもできるようにすることだ。

トップテリー・ストッツHCデイミアン・リラードエバン・ターナー

文:宮地陽子  Twitter: @yokomiyaji

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