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[コラム]またしてもプレイオフ敗退を喫したクリッパーズの未来(佐々木クリス/WOWOW NBA ONLINE)

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What's up !? みなみなさん、こんにちは! プレイオフは順調に日程を消化、それでも連日の熱戦のため、なんとか息つく間を探しては深呼吸……今日も生きていることを実感している佐々木クリスです。

クリスと言えば……クリス・ポールとクリッパーズ(無理矢理?)。ブレイク・グリフィンの不運な怪我もあり、1stラウンド、シリーズ第7戦をもってユタ・ジャズの前に屈してしまいましたね。今回はNBAファンの気になるロサンゼルス・クリッパーズの今後を知るべく、少しだけ未来の窓を覗き込むことを試みます。

7試合にわたるシリーズを戦う間、3度もホームコートで敗れてしまったクリッパーズ。期待外れに感じるところもあるかも知れない。しかし、今年まで続く連続プレイオフ進出回数はスパーズ20回、ホークス10回、グリズリーズ7回、クリッパーズ6回と、もはやプレイオフには書かせない存在にまでなった。

かつてNBAの笑い者にされたチームは2011年にコート上の指揮官、クリス・ポールの加入によって大きく生まれ変わったのは間違いない。さらにレギュラーシーズン50勝以上を連続して5シーズン達成はスパーズの(尋常じゃない)18シーズンに次ぐ長さと考えれば大きな成功も納めてきたとも言える。根っからのレイカーズファンに怒られてしまうだろうが、ロサンゼルスの覇権がレイカーズからクリッパーズに移行して久しい現状もある。

それでも過去のプレイオフ6回で1stラウンド敗退が3回。過去2年は不運にも正当なチャンスを奪われてきたとも言えるが『クリッパーズは呪われている』と口にするNBAファンは少なくない……。

クリッパーズの呪い

簡単におさらいをすると、以下『SBネイション』の記事にあるとおり、過去5年はシリーズをリードしながらの敗退も5回続いている。

2013: グリズリーズに対するシリーズ2勝0敗のリードをひっくり返される。

2014: ウォリアーズを1stラウンドで下すも、前オーナー、ドナルド・スターリングの人種差別発言問題が発覚。サンダー相手に1勝0敗でシリーズを初めたが、激動の最中ドック・リバースHCの素晴らしいリーダーシップも1歩及ばず敗退

2015: 最も大きなチャンスだったロケッツ相手に3勝1敗とシリーズをリード。制していればクリス・ポール初のカンファレンス・ファイナル進出がようやく達成されていた(1stラウンドではポールが腿裏を負傷しながらも第7戦をスパーズ相手に戦い、勝ち抜いた)。

2016: トレイルブレイザーズ相手に2勝0敗リードもポール&B・グリフィンが第3戦以降出場出来ない怪我で離脱。

2017: ジャズとのシリーズを2勝1敗と優位に進めるも、グリフィンが再び離脱。ホームで3度敗れる。第6戦は『ユタでお前のキャリアは終わらせない』と今季限りの引退を表明しているポール・ピアースに試合の最中伝えたクリス・ポールの活躍でアウェイにて勝利を上げるも、第7戦はJJ・レディックがジャズのサイズあるウィング陣を前に沈黙、さらにジャズディフェンスの要、ルディ・ゴベールは最終的に6つの個人ファウルにより退場するまで13分の出場に制限されながらも敗戦した。

これらのことを踏まえると、チームのレギュラーシーズンの成績は十分。チームはコアメンバーが充実、無類の先発陣を形成しているが、層が薄い。

繰り返し言われ続けてきたクリッパーズはまたしても今季、総力の無さを露呈した感がある。

しかし、みなさんはご存知だろうか……>>> コラムの続きはWOWOW NBA ONLINEでチェック!!

文:佐々木クリス(WOWOW NBA ONLINE Twitter: @chrisnewtokyo, @WOWOWNBA

WOWOW NBA ONLINE 5月3日掲載 「Vol.276 To be クリッパーズ or not to be クリッパーズ」より


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