NBA

[コラム]ラッセル・ウェストブルックの知られざる素顔(佐々木クリス)

Author Photo
Sporting News Logo

What's up!? みなさん、これは事件です! 事件なんです!

まだシリーズが決したわけではありません。しかし今、とてつもない雷鳴を轟かせながらNBAを大きな嵐が襲っています。

球団史上最高の67勝をあげたスパーズ、NBA史上最高の73勝を達成したウォリアーズ、この2チームを立て続けに退け、2016 NBAファイナルに到達しようとしているのがオクラホマシティ・サンダー。

2009-2010シーズンから球団の勝率は.665。アメリカ4大スポーツ全体でNFLのニューイングランド・ペイトリオッツ .753、NBAサンアントニオ・スパーズ .721、NFLグリーンベイ・パッカーズ .692に次ぐ4番目に高い勝率であることを考えるとチームの躍進はサプライズではなかったはず――。

ただ、今年は決してNBAファンの間で話題の中心とは言えず、多くのアナリストもサンダーのファイナル行きの筋書きを描いていたわけではありませんでした。

彼らが全く別のチームのように見える理由に今ここで深く踏み込もうとは思いません。戦術的な部分は是非、引き続きWOWOWのNBA中継での解説や、僕のTwitterアカウントで楽しんでいただけたらと思います。今回はサンダー旋風の船頭役、ラッセル・ウェストブルックについて面白い記事があったので、皆さんと共有したいと思います! Let's go!

『ラッセル・ウェストブルックについて知りたかったけど、訊くのが怖かったすべてのこと』と題されたこの記事では、みなの知らなかった39個のウェストブルックにまつわるトピックが紹介されていますが、訊くのが怖いというぐらいだから長年取材してきた記者の苦労は計り知れません。(何度、睨みを利かされたのでしょうか?)

ウェストブルックはメディア対応を好むタイプではないし、この記事を書いた記者曰く、『オフコートでは本当に愛くるしい人間。だけど今回それが明るみに出ることは心底嫌がるだろう』とのことで、かなり貴重な情報が満載。

今回はこの記事の中から僕が気になったトピックスを取り上げて、みなさんと掘り下げていきたいと思います!

『実は左利き』

シュートは右手。レブロン・ジェームズと同じですね。NBA選手には意外と多い気がします。

『チームスタッフの家族イベントにも参加』

スタッフのお子さんのサッカーやホッケーの試合、ダンスやピアノのリサイタルにも出席することで知られているようです。サンダーの一体感はこんなところから始まっているのかもしれません。

『一度、着た洋服は2度と着ない』

記事によると1度着たものはあげてしまうらしい。会見場での赤い伊達眼鏡の印象も強いですが、今やバーニーズ(アメリカ大手の高級セレクトショップ)に自身の手がけるフレームが置かれるほど。最近のファッションはよりエキセントリックになってきた印象。

初めて僕が取材でNBAファイナルにいったときはド派手なランボルギーニに乗っていました。

ファッション好きは2013年のニューヨーク・ファッションウィークでヴォーグ誌の編集長の隣に座るほど認められていますが、今でも時折チームメイトからは恰好をいじられたり、からかわれたりするそうです。笑

『両親とは毎日会話する』

2分だろうと、1分だろうと、30秒だろうと必ず毎日アップデートしているみたいです。しかも試合前は必ず話すそう。孝行息子なのですね!

『一番好きな番号は4番』

高校の時の背番号。なぜなら……>>> コラムの続きはWOWOW NBA ONLINEでチェック!!

文:佐々木クリス( WOWOW NBA ONLINE Twitter: @chrisnewtokyo

WOWOW NBA ONLINE 5月27日掲載 「Vol.222 佐々木クリスが語る『だれも知らないウェストブルック』」より


>>>  佐々木クリス コラム バックナンバー


著者
NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ