What’s up!? みなさんこんにちは! 佐々木クリスです。とうとうNBA新シーズンが開幕しましたね! どのチームも1/82試合を消化し、開幕らしい荒波が立っておりますが、やっぱりチャンピオンのゴールデンステイト・ウォリアーズは開幕からエース、ステフィン・カリーにリードされて生き生きとしていましたね。そしてホーム開幕戦を前に昨シーズンを制したウォリアーズの面々にはチャンピオンリングが与えられるセレモニーも行なわれました。WOWOWでもお送りしたので観ていただけたと思いますが、気になるのは“リング”のデザインですよね? 今回のコラムではそのリングのデザインと秘められた意味に迫りたいと思います!
試合も含めたセレモニーを見逃した方は、WOWOWメンバーズオンデマンドでどうぞ
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セレモニーではリングを指にはめ嬉々とした表情を見せる選手たちが印象的でしたが、もちろん全てのリングはそれぞれの人の指のサイズをひとりずつ計って細心の注意を払って作られたたそう。今回のデザイン/製作を担当したのは2009年、2010年(レイカーズ連覇)にもNBAのチャンピオンリングを造ったJason of Beverly Hillsというブランド。(イギリス、プレミアリーグ チェルシーのものも製作)
こちらのCEOであるジェイソン・アラシェベン氏によると『リングはシンプルなデザインながら球団のストーリーを盛り込んだ複雑なものになっている。ウォリアーズはチャンピオンリングのデザインを再定義するリスクを冒す事を我々に許してくれた。』とのこと。
ウォリアーズが開幕戦の後にSNSに投稿した写真をみる限り、確かにフェイス(表面)はシンプル。でもこれはウォリアーズの円形のロゴとバスケットボールの球を掛け合わせた意図があるそう。地元紙によってほかにも秘密が明らかになっているので紹介しましょう!
・指輪には合計240個もの宝石が埋められていて、これはレイコブ、グーバー2人のオーナーが球団オーナーとなってから優勝するまでのレギュラーシーズン+プレーオフ勝利数の合計。
・選手の背番号とチームロゴであるベイブリッジは67%の純度の14カラットゴールド。67…これはもちろん昨シーズンの記録的なレギュラーシーズン勝利数。
・指輪の正面横には16の“プリンセスカット”のダイアモンド。ファイナル制覇までの2015プレーオフ勝利数の象徴。
文:佐々木クリス( WOWOW NBA ONLINE ) Twitter: @chrisnewtokyo
※WOWOW NBA ONLINE 10月30日掲載コラム「Vol.182 佐々木クリスが語る『目が眩むのは、なぜ?』」より