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[コラム]オールスター×ポポビッチの敗戦宣言!? (佐々木クリス)

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What's up!? 佐々木クリスです。オールスター盛り上がりましたね! 特にダンクコンテストは期待を裏切らないどころか、2連覇を達成したザック・ラビーンと惜しくも敗れたアーロン・ゴードンの2人は想像を遥かに超えたNBA史に残る1ページになったのではないでしょうか?

アメリカ大手の仕事は早いもので、早速科学的見地に基づき時代を超えたダンクの比較をしてくれています。それがこちらのESPN“スポーツサイエンス”のビデオなのですが、ラビーン&ゴードン、それぞれの改心の1発を神様マイケル・ジョーダンの名ダンクと比較してくれています。

このビデオ内の分析によると、体重比で生み出す跳躍の推進力はレブロン・ジェームズ以上となっているラビーン。フリースローライン踏み出し×股下ダンクは4ドアセダンを縦にまたぐほどの長距離ダンクとなっています。加えて空中にいた時間が0.89秒とジョーダンが1988年にフリースローラインから飛び立ったときの0.92秒に肉薄しているんです!

ではゴードンはというと、バスケットボール界を震撼させたマスコット飛び越え×空中座位ボールくぐり(?)で0.97秒とジョーダン比5%アップ! 2人とも“エアー”の領域に完全に入っていることが分かりますね    。

ゴードンのさらなる驚きは、確かにボールをキャッチしながらマスコットの頭を押して数センチ稼いでいるように見えるものの、地上からの距離は2012年北京オリンピックの高飛びで銅メダルを獲得するに匹敵するらしい! LIVEで見ていたときに僕のアゴが外れそうになったのも無理もありませんね……あの飛び方で、銅。

ゴードンのほうが勝っていた!? なんて声も聞かれますが、間違いなく今年の決勝ラウンドに敗者はいなかったことがわかります。

しかし、レイカーズの2年目ジョーダン・クラークソン曰く、ラビーンはまだネタを隠し持っていて、それは空中で2回股の下をくぐらせるというものらしいです! 股の下をくぐらせるダンクをイーストベイ・ファンクと言いますが、来年もコンテストに出場していただき、ダブル・イーストベイ・ファンクに期待しましょう!

話は変わりまして、オールスター本戦1番の話題はコービー・ブライアントが史上最多5回目のオールスターMVP獲得なるか!? というところだったと思うのですが、コービーはあえて気品に満ちた最後に徹したと思いました。完全に選手としてギラつくよりも、クリス・ポールの息子と1対1をしてみたり、選手たちとのコミュニケーション楽しむなど、“楽しむこと”を大切にしていたように感じます。前日練習ではオールスターでWESTの指揮を取っていたスパーズのグレッグ・ポポビッチHCともマッチアップしたシーンも動画として出回りましたね。

実はそのポポビッチHC、オールスターの間にとても興味深い発言をしているんです。

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文:佐々木クリス( WOWOW NBA ONLINE Twitter: @chrisnewtokyo

WOWOW NBA ONLINE 2月19日掲載 「Vol.200 佐々木クリスが語る『オールスター×ポポビッチの敗戦宣言!?』」より

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ