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[コラム]トレードされる可能性があった!? 2人の超大物選手(佐々木クリス)

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What's up!? みなさん、こんにちは! 佐々木クリスです。今年もオールスターは様々な見所満載だと思いますが、今回のコラムはオールスターでの対戦も楽しみな2人の選手にまつわるこんな話題をお届け。

“コービー・ブライアントはレブロン・ジェームズとトレードされる可能性があった?”

引退を決めたコービーがキャリア最後のオールスターゲームに出場する絶妙なタイミングで、アメリカではESPNの有名記者ブライアン・ウィンドホーストによるこんな報道があったのをご存知でしょうか?

オールスターというよりはKOBEの最後のクリーブランドでのレブロンとの対戦を前に報道がなされたとお伝えしたほうが正しいでしょうか。プロスポーツで最もファン心理を弄ぶ『もしあのときこうなっていたら?』というトピックをこのタイミングで持ってくるあたりは流石と言うしかありません。

しかし、レイカーズでキャリア20年を誇るKOBEがまさか……。

記事によると、時は2007年夏、コービー・ブライアント28歳。それまでに一緒に3連覇をしつつも確執が生まれ、レイカーズから追い出した形になったシャキール・オニール抜きで勝つこと、そして自己の証明に躍起になっていました。むしろシャックが抜けた後、優勝争いから3年連続で離れてしまい、痺れを切らしていたとも言えるでしょう。

とうとう優勝を狙えるメンバーを揃えないチームに対し不信感を抱いていたコービーは、トレードを要求したと言うのです。

取材に本人が答えているところによると、本人希望のトレード候補は、ブルズ、スパーズ、もしくはサンズ。どれもKOBE加入で即優勝が狙えるか、しっかりとしたレガシーを持ったチーム。サンズは2度のシーズンMVPを獲得したスティーブ・ナッシュに率いられ斬新なオフェンスで旋風を巻き起こしていたし、スパーズではジノビリやパーカーが放出されたとしてもティム・ダンカンとチームメイトになっていたはずです。そしてマイケル・ジョーダンの背中を追い続けたKOBEがブルズに魅力を感じるのも自然な流れでしょう。

記事によれば、レイカーズのミッチ・カプチャックGMは、これらのチームと合意に至らなかったそうだ。最終的に合意を取り付けたのはKOBEが移籍を望まない他チーム、ピストンズだったが、あっけなくKOBEによって破談となってしまったということなんですね。

トレードを要求しているのに、トレードを無効に?

当時のKOBEのレイカーズとの契約にはスーパースターにだけ許されるトレードを拒否できる条項が含まれていたことで、結局実現に至りませんでした(現役選手でこれを契約に盛込んでいる選手は現在もいます)。

さて、どこでレブロンとトレードの話が出たのか…… >>>コラムの続きはWOWOW NBA ONLINEでチェック!!

文:佐々木クリス( WOWOW NBA ONLINE Twitter: @chrisnewtokyo

WOWOW NBA ONLINE 2月12日掲載 「Vol.199 佐々木クリスが語る『コービーとレブロンはトレードの恐れがあった?』」より

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ