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[コラム]球団資産価値ランキングに見るNBAビジネスの未来(佐々木クリス)

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What's up!? みなさんお元気ですか? このコラムがUPされて皆さんの元に届く頃にはオールスターのファン投票による先発メンバーも発表されている頃ではないでしょうか……ドキドキですね。今年もWOWOWでは北川悠仁さん(ゆず)が現地リポートしてくださると言うことで、そちらも楽しみですね!

さて、今回僕が注目したトピックスは、アメリカのビジネス誌『Forbes』が発表したNBA球団の資産価値ランキングなのですが……

参照記事

この記事によるとNBA球団30チームの平均資産価値は12億5000万ドル=146,250,000,000円!($=117円)

1460億円となっていまして、前年比13%アップだそうですが、このぐらいの額になると余りピンときません。さらに昨シーズンの30チームの総売上は約6080億円、経費や運営コストを差し引いた利益は約1052億円と、とてつもないことになっています。

これだけの成功を収めているNBAの各球団ですが、その中でもTOP5をカウントダウンするとこのような感じ。各球団の特筆すべき売上の要因と併せてどうぞ。

5位 ロサンゼルス・クリッパーズ
資産価値: 約2330億円
現オーナー、スティーブ・バルマー氏は2014年にほぼ同じ値段で球団を購入、ローカルテレビ放映権は現在年間約29億円ですが、来年には3倍になる試算が出ています。

4位 ボストン・セルティックス
資産価値: 約2455億円
セルティックスはアリーナを保有しているためレンタル料がかからず興行だけで年間約58億円。想像するに、オフシーズンにはコンサート会場としても稼働していると思われます。

3位 シカゴ・ブルズ
資産価値: 約2690億円
ほぼ毎年観客動員数で首位に立ち、年間収益は60億円以上。マイケル・ジョーダンがブルズを離れて18年以上が経過するも、球団のグローバルアピール=国際的なブランド力は色あせない。最近はゴールデンステイト・ウォリアーズに押され気味ですが、マーチャンダイジング(グッズ販売)でもほぼ毎年リーグ上位にランクイン。

2位 ロサンゼルス・レイカーズ
資産価値: 約3150億円
過去2シーズンの成績が球団史上ワーストの3シーズン中2シーズン。加えて今季はさらに戦績が悪くなりそうだが、現在も20年で総額約3600億円のローカル放映権に支えられている。

1位 ニューヨーク・ニックス
資産価値: 約3500億円以上
栄光からはほど遠いここ10年ではあるが、地元マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)の放映権料は年間/約110億円で、高価格なチケット売上で約90億円の売上を達成している。

ちなみに6年前の資産価値はレイカーズ710億円、ニックス685億円、クリッパーズにいたっては345億円(現在のレート換算)となっていますので、凄い成長ぶりですよね。

昨年比ではレイカーズ(3030億円)、ニックス(2920億円)、ブルズ、セルティックス、クリッパーズの順で、1位と2位が逆転したことが1番の変化になっています。

では何故、これだけの巨額ビジネスに成長することができているのか?…… >>>コラムの続きはWOWOW NBA ONLINEでチェック!!

文:佐々木クリス( WOWOW NBA ONLINE Twitter: @chrisnewtokyo

WOWOW NBA ONLINE 1月22日掲載 「Vol.195 佐々木クリスが語る『Let’s Talk business!(NBAビジネス講座)』」より

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ