What's up! 皆さん、こんにちは!
2015年が早くも終わろうとしていますね。今年はみなさんにとってどんな1年だったでしょうか? NBAは例年にも増して面白さを増幅させていますし、NBAアナリストとして3年目の僕はみなさんのお陰で充実した日々を送らせて頂きました。
みなさんの元にこの記事が届く頃には、クリスマス、そしてNBAのクリスマスゲームも終わってしまっているでしょう。素敵な年越しをお過ごしください!
さて、時間を少しだけ巻き戻した感覚で今回はお楽しみ頂けたらと思います。
クリスマス、アメリカでは通称season of giving と言われ、プレゼントをもらうことよりもプレゼントを渡すことで広げる思いやりというのが重んじられる時期でもあります。
ただ残念ながら完璧からはほど遠いのが我々の住んでいる世界。その隙間を少しでも埋めようと、普段からも慈善活動や地域活動に力を入れているNBAですが、クリスマスにも選手たちから力を借りてさらに愛を広める活動を至る所でしています。
自らの慈善事業基金“Why Not”でプレゼントを配るウェストブルック(サンダー)
こちらのビデオはニューヨークのロックフェラー・センター前のツリーを初めて訪れたニックスの新星、ラトビア出身クリスタプス・ポルジンギス。今までであげた1番のプレゼントは『自分の愛情』とインタビューに答えて照れ笑いする弱冠20歳でありますが、223cmの自分より大きなツリーの前で子供たちにプレゼントを渡していました。
慈善活動に熱心なのはウィザーズのジョン・ウォールも同じ。JWファミリー基金を立ち上げ、常日頃から姉や母と一緒に援助の必要な家族へのサポートに尽力しているそうですが、この時期はなおのこと、想いが強くなるそうです。
こちら地元のニュースネットワークに取り上げられた家族。暴力を振るう父から逃れたお母さんが2人の子供を育てており、そんな家族に今年サンタクロースは来ないだろうと思われました。
ジョン・ウォールのお母さんも3人の子供たちをひとりで育て上げ、掛け持ちした仕事のせいで数日間子供たちと顔も会わせることがないこともしばしばあったそう。インタビューに答えるジョンの姉の隣で目をこするお母さんの偉大さには頭があがりませんね。
こちらは2014年に小児癌と診断されて以来、病と戦いながら生活するリアちゃんにクリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェームズが送ったサイン入りジャージー。2人は2015年のNBAファイナルの前に出会い、その際リアちゃんはレブロンに幸運を祈っていると伝えたそうなのですが、今回のジャージーにはレブロンからリアちゃんに『あなた(こそ)が私のヒーロー』と書かれています。
クリスマスに限らず、みなさんの元にも幸せが訪れますように。
さて、サンダーのエース、ケビン・デュラントの元にはクリスマスの前々日に行なわれたレイカーズ戦でとっておきのプレゼントが……
文:佐々木クリス( WOWOW NBA ONLINE ) Twitter: @chrisnewtokyo
※ WOWOW NBA ONLINE 12月26日掲載 佐々木クリスコラムより