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[コラム] 佐々木クリスが語る 『東西プレーオフ争いの見どころ』

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What’s good!? みなさん、こんにちは! 3月になって早く暖かくならないかと、春が待ち遠しい佐々木クリスです。

春と言えば! NBAのプレーオフはもう目と鼻の先。東西カンファレンスともに熾烈な順位争い&進出枠争いが繰り広げられています。

というわけで今回はあくまでも“クリス目線”、プレーオフまでの残された期間の注目ポイントを紹介したいと思います! それではLet’s Go!

まずはヒューストン・ロケッツの話題! ジェイムズ・ハーデンのMVP級の活躍があって、数年前までNBA最高のセンターと言われていたドワイト・ハワードを長期間欠きながらチームは安定飛行を続けています。ハーデンのほかに好調の要因を挙げるならば、昨季と比べて向上したディフェンス力と、5割以下の勝率の“格下”相手の対戦で25勝3敗とキッチリ勝っていること。

ちなみに立派なヒゲを生やしたハーデンは、最近もっぱら“クッキング”に夢中の様子。

 

@jharden13 brought the home cookin' tonight. Highlights, photos, recap & reactions at Rockets.com

Houston Rocketsさん(@houstonrockets)が投稿した写真 -

試合中、得点後に、鍋に入れた具材をかき混ぜる仕草はまさに相手を『料理』している様を表している、彼のお気に入りのジェスチャー。プレーオフでも見られるか!? 次回ロケッツ戦観戦の時はご注目を!

話は変わって、1位をひた走って来たゴールデンステイト・ウォリアーズは相変わらず歴史的な強さを誇っており、プレーオフを見据えて主力の出場時間もコントロールする余裕を見せています。先日もウェスタン5位のロサンゼルス・クリッパーズを粉砕。ただ、事件はその後に起きました。試合後のインタビューを受けるウォリアーズのドレイモンド・グリーンの 背後から迫り来る選手が…… そして、ドン!

ぶつかったのは敗れたばかりのクリッパーズのダンテイ・ジョーンズ。グリーンは思わず言葉を止めて、二度見。笑

この“体当たり”はメディアを巻き込んで場外に持ち越し。ロッカールームでインタビューに答えたグリーンは『映像を見れば故意なのは明らか。ほとんどプレーしない奴と俺では釣り合わない、出場停止を受けることはしたくなかった。リーグは映像を見て処罰を検討すべきだろう』とコメント。実際にD・ジョーンズには翌日NBAから1万ドルの罰金が通達されました。

先ほどのグリーンのコメントには続きがあって『奴ら(クリッパーズ)は今日お祝いをする要素がなかった。奴(ジョーンズ)もTVにほとんど映ってなかったし、これで映れて良かっただろう』と辛口コメント。

これから各チーム意地の張り合いも加熱しそうです。

ぶつかる! と言えばニューオーリンズ・ペリカンズとオクラホマシティ・サンダーの8位シード争いはサンダー当確か!? という一時期の雰囲気から一転、最後までもつれそうですね。怪我で主力がいたりいなかったりの両チームは直接対決ではペリカンズが上回っており、同率ならばペリカンズがプレーオフ進出。残りの両チームのスケジュールを見るとホームゲームの残り数サンダー11回に対してペリカンズ8回。5割以下の勝率の対戦相手数はサンダー8、ペリカンズ7となっております。

ウエスタン・カンファレンスは1位から最終順位の8位までレギュラーシーズンが終わらなければ分からない混戦。その上、プレーオフ進出チーム全てがシーズン50勝を達成なんてこともあり得ます。  >>>続きはWOWOW NBA ONLINEでチェック!!

文:佐々木クリス( WOWOW NBA ONLINE Twitter: @chrisnewtokyo

※ WOWOW NBA ONLINE 3月13日掲載コラム「Vol.162 佐々木クリスが語る『おっと!起きろ!』」より

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