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渡嘉敷来夢、初のWNBAプレイオフへ臨む

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2016年WNBAレギュラーシーズンをリーグ7位の16勝18敗で終えたシアトル・ストームは、2013年以来初となるプレイオフ進出を決めた。9月21日(日本時間22日)に行なわれるファーストラウンドでは、同6位で勝ち上がりを決めたアトランタ・ドリームと敵地で対戦する。

今年からWNBAのプレイオフ・フォーマットは、1回戦と2回戦は1戦勝負に、セミファイナル以降は3戦先勝シリーズ(ベスト・オブ・ファイブ)に変更された。つまり、ストームが本拠地キー・アリーナのファンの前で再びプレイするには、ドリームとの1回戦に勝ち、第3シードのニューヨーク・リバティか第4シードのシカゴ・スカイと対戦する2回戦に勝たなければならない。

ストームで優勝を2回経験しているスー・バードは、チームが勝ち上がるには今季ポストシーズンデビューを飾る新人ブレアナ・スチュワート、2年目の渡嘉敷来夢、ジュエル・ロイド、カリーナ・モスクエダ・ルイスの活躍が不可欠と話す。

91-82で勝利した9月4日(同5日)のドリーム戦では、スチュワートが23得点、ロイドが17得点をあげる活躍を見せた。この試合では渡嘉敷も今季初めて先発出場し、8得点、7リバウンドと勝利に貢献している。

昨季は16試合で先発に起用された渡嘉敷も、スチュワートの台頭により今季はレギュラーシーズン1試合でしか先発出場の機会を与えられなかった。だが、リオデジャネイロ・オリンピック明けのシーズン後半戦以降は調子を上げている。18日(同19日)に行なわれたスカイとの最終戦であげた14得点を含め、オリンピック閉幕後の10試合中4試合で二桁得点をマーク。チームもレギュラーシーズン最後の6試合で、ロード3連勝を含む5勝をあげた。プレイオフでも渡嘉敷のプレイが勝敗に与える影響は決して少なくないはずだ。

ホームで行なわれたスカイとのレギュラーシーズン最終戦に88-75で勝利後、バードはキー・アリーナに詰めかけた1万2186人のファンに向け、「またすぐに会いましょう」と再会を約束した。

地元ファンとの“約束”を実現させるため、ストームは、まずドリームとの1回戦に臨む。

原文:Seattle Storm Ready for First Playoff Game With New Young Core by Justin Lester/StormBasketball.com(抄訳)


[特集]渡嘉敷来夢 WNBA 2016シーズン


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ