NBAドラフト2018で注目すべき13の選手、チーム、コーチ
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NBAドラフト2018で注目すべき13の選手、チーム、コーチ

ディアンドレ・エイトン、全体1位指名権を持つサンズ、欧州のルカ・ドンチッチなどの寸評をまとめた

NBAドラフト2018まであとわずか(日本時間22日開催)だが、まだ決まっていないことは少なくない。最後の数日を迎えるうえで、普段以上に今回のドラフトに多くを懸けて臨む選手やコーチ、フロント幹部などをピックアップしよう。

1. ディアンドレ・エイトン(アリゾナ大学/センター)

フェニックス・サンズでのワークアウト後、エイトンは自身が全体1位指名されると宣言した。そしてあらゆる物事が、サンズが彼を最初に選ぶと示している。サンズはほかの候補者たちも見てきたし、わずかではあるが別の選手に向かう可能性もある。だが、それは実現しないだろう。

エイトンが1位指名されそうなのは、彼がサンズとしかワークアウトをしていないからだ。そして、情報筋によれば、ドラフトまでにほかのチームのワークアウトに参加する予定もないという。

2. ライアン・マクドノーGM(フェニックス・サンズ)

マクドノーGMがサンズに来て5年。初年度こそ48勝をあげたが、以降は球団史上最悪の4年間だった。勝率は32.6%。1シーズン平均で26.8勝という記録だった。

マクドノーのドラフトの成果にはムラがある。TJ・ウォーレンやデビン・ブッカーは成功したが、ジョシュ・ジャクソン、ドラガン・ベンダー、マーキーズ・クリスは今のところ微妙だ。だが、マクドノーはこの1位指名権を適切に生かさなければならない。

3. ビベク・ラナディーベイ(サクラメント・キングスのオーナー)

キングスは現在のNBAで最も長く(12年)ポストシーズンを戦えていない。そのうち、直近の5シーズンは、ラナディーベイがオーナーになってからのことだ。その5年で、チームは28勝、29勝、33勝、32勝、そして2017-18シーズンの27勝と多くの成果を残すことなく、無益に過ごした。

ラナディーベイは優れたコーチ(マイク・マローン)を解任し、ジョージ・カールを雇って失敗した。そしてデイビッド・イェーガーを連れてきた。ピート・ダレッサンドロを雇ってチームを運営させたが、2年後に解任。代わりのブラデ・ディバッツはまだ業績をあげていない。ただ、才能ある選手が多くいる今ドラフトで全体2位指名権を持っているキングスは、今年こそうまくやる必要がある。

ディバッツはスロベニア出身のルカ・ドンチッチにはあまり魅力を感じていないようで、マイケル・ポーターJr.に注目しているようだ。ただ、ケガの問題がキングスを怖気づかせるかもしれない。その場合、ディバッツはマービン・バグリー三世を狙うだろう。そうなったとして、バグリー三世がまずまずで終わり、ドンチッチがほかの選手に好影響を与えるスターガードのようになれば、ラナディーベイのキングスはさらに5年、プレイオフから遠ざかるかもしれない。

4. ルカ・ドンチッチ(レアル・マドリー/ガード)

キングスがドンチッチを全体2位指名しなければ、アトランタ・ホークスが3位で彼を指名するだろう。ロイド・ピアース・ヘッドコーチは、ドンチッチが加入し、そのプレイメーク力でチーム全体のポテンシャルを高めることを期待していた。

だが、ホークスがジョン・コリンズと並べるビッグマンを狙いにいくのであれば、ドンチッチはメンフィス・グリズリーズに行くことになるかもしれない。高齢化したロスターや不確実なフロントのプランを考えれば、ドンチッチとしてはおそらく避けたい状況だろう(ほかの有望選手の多くも、ドラフトを前にグリズリーズを避けている)。5位まで指名されなければ、ダラス・マーベリックスは良い行き先となるはずだ。

ドンチッチはレアル・マドリーのスケジュールにより、NBAチームのワークアウトに参加できなかった。ACBファイナルでマドリーは2勝1敗とリード。第3戦でドンチッチは24分間プレイし、ゲーム最多の20得点を記録した。シリーズが6月19日(日本時間20日)に終われば、NBAの各チームと会うことは間に合わないものの、ドラフトまでにアメリカに向かえるかもしれない。

だが、シリーズが第5戦までもつれ込めば、試合は22日(同23日)。ドンチッチはスペインに残ることとなる。

5. マイケル・ポーターJr.(ミズーリ大/フォワード)

股関節の負傷が心配されるポーターJr.は、15日(同16日)にワークアウトに参加できた。だが、これまでの負傷の歴史を考えれば、ワークアウトだけで完全に懸念を払拭できたわけではない。フロント情報筋によれば、昨年11月に腰の手術を受けた彼が、少なくとも当初、あるいはNBAキャリアを通じ、ケガの問題につきまとわれるとの懸念は大きい。

シーズン前は全体1位指名候補でもあったポーターJr.だが、ドラフトで各チームが二の足を踏めば、10位までに指名されないこともあり得るだろう。

6. クリーブランド・キャバリアーズ(全体8位指名権)

キャバリアーズにこれからどんな2週間が待っているかは誰にも分からない。昨年のカイリー・アービングのトレードのおかげで、今年のドラフトでは8位指名権を手にしている。今季、トレード期限前に4選手を加えたにもかかわらず、レブロン・ジェームズを支えるという点でうまくいかなかったことを考えれば、キャバリアーズはこの指名権を適切に使わなければならない。

キャバリアーズは一流選手たちの主な移籍希望先ではなく、ジェームズが今夏どのような決断を下すにしても、どの選手がチームの助けになるのかを決める必要があるだろう。

7. ジャレン・ジャクソンJr.(ミシガン州立大/フォワード)

ジャクソンJr.を見たのがドラフト前のワークアウトだけならば、3位までに指名されると確信するだろう。だが、一部のGMやスカウトの記憶に残るのは、NCAAトーナメントでの彼だ。ミシガン州立大のトム・イゾーHCは、2試合でジャクソンJr.を33分間しか起用しなかった。最も重要な局面で彼を信頼していないことは明白だった。

ジャクソンJr.はもろいとの懸念があり、ホークスが3位指名を避けるとも噂された。問題は、ワークアウトで見せたサイズや運動能力が、コートで見せてきた一貫性のなさを上回るかどうかだろう。


8. クリスタプス・ポルジンギス(ニューヨーク・ニックス/フォワード)

デイビッド・フィズデイル新HCやフロント以上に、ニックスの9位指名に関心を抱いているはずなのが、ポルジンギスだ。ニックスは別のポイントガード(コリン・セクストンやシェイ・ギルジアス・アレキサンダー)を指名し、昨年指名したフランク・ニリキナを実質的にあきらめるのか。その場合、ポルジンギスはどう解釈すべきか。

ポルジンギスにとってより重要なのは、チームが彼と並べる別のビッグマンを加えるかどうかだ。センターの選手を手に入れられなければ、ウィングスコアラーでも妥協点としてはありだ。理想的なのは、ウェンデル・カーターJr.やロバート・ウィリアムズだろう。

9. ブレット・ブラウンHC兼GM代行(フィラデルフィア・76ers)

ブライアン・コランジェロが突然去ったことで、76ersにおけるブラウンの発言力は高まった。球団にとっては非常に重要な1週間だ。76ersはサンアントニオ・スパーズのスター、カワイ・レナードを狙う可能性がある。長期契約を結ぶように説得するうえで、ブラウンはレナードとの関係に期待しているだろう(レナードがスパーズに加わったときにブラウンはアシスタントコーチだった)。

だが、レナード獲得が実現しない場合、76ersは10位指名権を使ってウィングからの得点力を高められる選手、26位指名権でローテーションプレイヤーを加える可能性がある。そして4つの2巡目指名権でどうするかが見ものだ。

10. ビラノバ大の選手たち

NCAAトーナメント優勝を決めた一戦で31得点と見事なパフォーマンスを披露し、シカゴでのドラフト・コンバインでも良いところを見せたドンテ・ディビンチェンゾは、NBAドラフトに残った。10位台で指名される可能性があり、ドラフトに残ると決める前に、彼は1巡目で指名されると言われていた。ただ、その保証はない。

同じことは、ショットに優れたビッグマンながらそのコンディショニングをスカウトたちが懸念するオマリ・スペルマンにも言える。20位台で指名される見込みだが、1巡目で指名されなければ、ドラフトにエントリーした決断を後悔することになるかもしれない。

このグループの最後を飾るのは、ジャレン・ブランソンだ。カレッジの複数の年間最優秀選手賞に選出され、1巡目指名を争うと見られてきた。ビラノバ大の3選手は1巡目で指名されるかもしれないし、3人とも2巡目で指名される可能性もある。

11. ドック・リバースHC(ロサンゼルス・クリッパーズ)

リバースは全責任を負う立場から離れ、人事責任者の役割を失った。だが、”再建”よりも"再装填”となることを望むリバースは、クリッパーズが12位と13位の指名権を賢く使うことを必要としている。

契約最終年のオプションを行使するかどうか、29日(同30日)まで時間があるディアンドレ・ジョーダンがどう決断するのかはまだ分からない。ポイントガードの問題もある。パトリック・ベバリーがひざの手術から戻り、オースティン・リバースは22日(同23日)、ミロシュ・テオドシッチは24日(同25日)までに、来季の契約オプションについて決断しなければならない。それらがどうなるか、クリッパーズが知るのはドラフト後となるだろう。

いずれにしても、クリッパーズには長くとどまるビッグマンと、すべてのポジション、特にフォワードの位置で層に厚みを持たせる必要がある。複数の指名権を使って指名順位を上げる可能性を探ってきたが、まだ実現には至っていない。一方で指名権をあきらめて複数の選手を加えることも考えるだろう。

12. 大学未経験組

大学で1分もプレイしていないにもかかわらず、1巡目で指名される可能性がある興味深い2選手が、ミッチェル・ロビンソンとアンファーニー・シモンズだ。ウェスタンケンタッキー大学に入学したが、考え直し、学校を離れて、転校せずにドラフト入りすることを決めた。1巡目指名は確実視され、ミルウォーキー・バックスが指名権を持つ17位から、指名を約束したと噂があったロサンゼルス・レイカーズが指名権を持つ25位までに指名される可能性がある。

シモンズはIMGアカデミーで昨年を過ごした。5年目だったので、今年のドラフト資格がある。1巡目の終盤で指名されるのを狙っているが、大学で1年を過ごし、選手として向上してから、2019年に挑むほうが賢明だったかもしれない。

13. その他のアメリカ国外選手たち

最も注目されている有望選手の一人はドンチッチだが、今年はほかにもアメリカ国外出身の注目選手が多い。フランスのポイントガード、エリー・オコボはワークアウトで好印象を残した。ワークアウトしたチームの最上位は15位のワシントン・ウィザーズ。ただ、20位以降の指名となる可能性が高そうだ。優れたアスリートだが、技術的には未熟でポイントガードとしてのプレイを学んでいるところだ。

1巡目指名の可能性がある別の選手は、ボスニア・ヘルツェゴビナのフォワード、ジャナン・ムサだ。優れたスコアラーながら、あまり守備をしないとされるムサは、14位指名権を持つデンバー・ナゲッツのワークアウトに参加した後、自身をロッタリーピック(14位以内の指名)に値すると口にした。だが、控えめに言っても、それは自身を高く見積もりすぎだろう。

原文: Who has most at stake in 2018 NBA Draft? Ranking prospects, teams and more by Sporting News(抄訳)​

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