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トリプルダブル量産のラッセル・ウェストブルックに続々と賛辞

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12月4日(日本時間5日)のニューオーリンズ・ペリカンズ戦で、オクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウェストブルックは28得点、17リバウンド、12アシストを記録した。5試合連続のトリプルダブルだ。1989年にマイケル・ジョーダンが7試合連続トリプルダブルを記録して以来となる数字である。試合後、ウェストブルックには両チームから賛辞が寄せられた。『ESPN.com』のロイス・ヤング記者が伝えている。

開幕から21試合を終え、ウェストブルックは31得点、10.8リバウンド、11.3アシストと1試合平均でもトリプルダブルをマークしている。この時点でのこの数字は、1963-64シーズンのオスカー・ロバートソン以来だ。

サンダーのビリー・ドノバン・ヘッドコーチは「彼にとってそれが当たり前とか、彼がやっていることは当たり前だと考えてはいけないと思う」と主張する。

「彼は自分で基準をつくっている。そしてその基準をつくるうえで、当然だとは思ってほしくない。彼がいかに試合にインパクトを残しているかを物語っていると思う」。

ウェストブルックは今季すでにトリプルダブルを10回記録している。NBA全体でも、彼を除けば合計で11回でしかない。そして、サンダーはその10試合で8勝2敗という成績だ。

エネス・カンターは「彼を表現できる言葉が思いつかないよ。(英語は)僕の母国語じゃないしね。でも、彼のプレイを言い表せる言葉はないと思う」と称賛した。

「彼は素晴らしい仕事をしている。自分を高めているだけじゃない。彼はほかのみんなを良くしているんだ。それこそ、本当に特別な選手にできることさ。彼が心配しているのは自分のスタッツじゃない。みんなのスタッツなんだ。そして彼は僕が試合に勝てるようにしている。素晴らしい選手だ」。

ウェストブルックが1試合で15リバウンド以上を記録したのは、ペリカンズ戦が今季3度目だ。ポイントガードにもかかわらず、ウェストブルックは今季のNBAで9位のリバウンド数を誇る。

ペリカンズのアルビン・ジェントリーHCは「彼はリーグで最も気概あふれる選手だ」と絶賛した。

「オールスターで彼を指導したが、そこでも彼は同じプレイをしていたんだ。オールスターでは誰もが楽しもうとするけど、彼は私が見た中で最も集中していた」。

さらに、ジェントリーHCは「彼が誰と似ているかと言われるけど、リーグにおいて本当の意味で彼と比較できる選手を私は知らない」と賛辞を続けた。

「野球はあまり詳しくないんだが、(1試合平均トリプルダブルは)1か月の平均打率5割という感じじゃないかな」。

原文:Westbrook still triple-double torrid by NBA.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ