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[インタビュー]ドレイモンド・グリーン――2016年に叶えたい3つの夢

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1月8日(日本時間9日)、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが中国のソーシャル・ネットワーキング・サービス『Weibo』のNBAアカウント上で行なわれた国際オールスターチャットに参加し、ファンから寄せられた様々な質問に答えた。


――昨日クレイ(トンプソン)にも同じ質問をしたけれど、もしスティーブ・カー・ヘッドコーチとステフィン・カリーが溺れていたら、どちらを先に助ける?

僕らならステフを選ぶ! スティーブ・カーがいなくても僕たちは試合に勝てているけれど、ステフがいなかったら勝てていないと思うからね(笑)。

――(サンアントニオ)スパーズについてどう思う? ほぼアンストッパブルなチームに見える彼らに勝つには、何をしなければいけない?

彼らは素晴らしいチームだと思う。ミスが多くない。スパーズに勝つには、ターンオーバーを極力減らして、ミスを少なくする。彼らは、対戦相手のミスにつけ込んでくるからね。

――1月4日(同5日)の(シャーロット)ホーネッツ戦で、ステフの3ポイントシュートをアシストしてトリプルダブルを達成したときは、どういう感じだった?

3試合続けてのトリプルダブルだったし、あまり起こらないことだから、嬉しかったよ。でも、ステフがシュートを決めてくれて達成できたことのほうが嬉しかった。彼は、誰がマークについたとしても、僕に(トリプルダブルを)達成させたかったみたいだ。彼が僕にトリプルダブルを達成して欲しいと思ってもらえたことは凄く嬉しかったよ。

――中国語でのあなたのニックネームの意味は、“夢を追いかける”だけれど、2016年の夢は何?

2016年の僕の夢は、NBAオールスターに選出されることと、優勝、それにオリンピックに出場して金メダルを獲得すること。

――オールスター投票に望むことは?

継続して順位を上げて、(ウェスタン・カンファレンス・フロントコート部門の)4位との票数差を広げることを望むよ! 順位を上げたいし、ファンの皆には、これからも僕に投票して欲しい。それだけの価値がある選手だと思っているよ。

――自分を1つの単語で表現するとしたら?

勝者。

――常に情熱的で、チームメイト、ファンの気分を盛り上げている。どうやっているの?

自分の仕事が大好きだから、情熱を持つのは簡単なのさ。毎日コートに立って、大好きなバスケットボールの試合でプレイしているからね。恵まれていると思う。決して当たり前のことではないと思っているよ。だからこそ、(情熱を持つのは)簡単なこと。

――チームメイトがインタビューを受けているとき、コップに入った水をかけていたことがありましたね。とても面白かったけれど、ウォリアーズの伝統か何か?

伝統ではないけれど、ステフがクレイに始めて、クレイが僕にやってきたんだ。だから続けていて、僕はブランドン(ラッシュ)にかけたんだ!

――コービー(ブライアント)の引退については、どう思う?

コービーは史上最も偉大な選手の1人だと思う。僕がNBAでプレイするようになったとき、彼は僕が惚れ込んだ2人のスター選手の1人だった。もう1人はグラント・ヒル。コービーは最も偉大な選手の1人だと思うよ。

――チーム内で誰と一番仲が良い?

僕たちは皆、仲が良いけれど、1人を挙げるなら、ステフかな。でも、全員と仲が良いよ。

――今シーズンは凄い勢いだけれど、それだけレベルアップするには、メンタルの部分で何をしなければいけない?

まず大事なことは、夏の間中トレーニングをすること。僕は去年の夏、トレーニングに多くの時間を割いた。今はオフェンスで、これまでより快適にプレイできている。それに、全員でハードに取り組めるチームメイトに恵まれている。一緒にプレイし始めて今季で4年になるからね。

――シカゴ・ブルズの年間72勝10敗という記録を更新できる?

できるとは思うけれど、僕たちは、そこに集中しているわけではないんだ。最優先することではないけれど、更新は可能だと思う。

――今季の新人選手で最もポテンシャルが高い選手は誰?

難しい質問だね。トップ5を挙げて良いかな? 名前を言う順番に意味はないけれど、カール・アンソニー・タウンズ、クリスタプス・ポルジンギス、エマニュエル・ムディエイ、デビン・ブッカー、ケボン・ルーニーかな。

――トラッシュトークをするときは、何を話しているの?

そのときどきによるよ! ほかの選手について何か知っていることもあるから、その選手がイライラするようなことを言う。

――ポストプレイヤーの中では3Pに優れているけれど、どうやって身に着けた?

前にも話したことがあるけれど、僕はガードとしての技術を練習しないといけなかったんだ。朝早くから夜遅くまで、数えきれないほどのシュートを打った。腕が上がらなくなるまでシュートを打っていたんだ。

――現在のNBAで一番パスセンスのある選手は誰?

自分だと思いたいね! 真面目に答えると、ラジョン・ロンドだろうね。フロアを読む力もあるし、彼の力にかかれば、得点できるポジションにいる誰にでもパスを出すことができるよ。

――今まで対戦してきた選手で、最もディフェンスに苦労したのは誰?

みんなそれぞれ大変だよ。選手によって対応することが変わるから、一人を選ぶのは難しいね。

――リーグの歴史上でもリーグでもトップ5に入るパスがうまいビッグマンだと思うが、イージーバスケットをお膳立てするチームメイトを探し出す、類まれな才能はどのように養われた?

1つ目は、得点を決められる素晴らしいチームメイトに恵まれたこと。2つ目は、父親とおじさんかな。小さいころから他の人よりも背が高かったんだけど、それでもポイントガードをやらされていた。彼らは、僕がこれ以上成長しなかったとしても、ポイントガードのスキルは持っておいたほうがいいぞ、と言っていたんだ。

――練習の中で一番大事だと思う練習は何の練習?

オフェンスを遂行するために最も大事なのは5対0の練習かな。コーチは僕らが試合を想定したスピードでオフェンスの流れやリズムを作れるように常に要求しているんだ。

――試合前のルーティーンがあれば教えて?

あまり信心深いほうではないんだけど、唯一することはお祈り。ほかはいつも流れに任せているよ。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ