4月24日(日本時間25日)にオラクル・アリーナで行なわれたNBAプレイオフ2018、サンアントニオ・スパーズとゴールデンステイト・ウォリアーズによるウェスタン・カンファレンス・ファーストラウンド第5戦は、ケビン・デュラントが25得点と活躍したウォリアーズが99-91で勝利し、カンファレンス・セミファイナル(準決勝)進出を果たした。
スター選手のステフィン・カリーを怪我で欠きながらも、ウォリアーズはデュラントのほかにクレイ・トンプソンが24得点、ドレイモンド・グリーンが17得点に加えて自身のプレイオフキャリア最多となる19リバウンドを記録。キープレイヤーがそれぞれの役割を果たし、スパーズによる第4クォーターの反撃を凌いだ。
トンプソンは「ドレイモンドは文字通り何でもできる」とチームメイトを絶賛している。
「ここ2試合、リバウンドを奪い続ける彼はまるでビースト(野獣)だ。そしてリバウンドからそのまま速攻に持ち込める彼のあの能力が、オフェンスの起爆剤となっている」。
試合残り1分31秒でラマーカス・オルドリッジが3ポイントプレイを決め、スパーズは89-93まで追い上げた。さらにオルドリッジは残り57.2秒で2本のフリースローを決めて2点差としたが、その後デュラントに決定的なシュートを決められた。
オルドリッジは30得点、12リバウンド、パティ・ミルズが18得点と活躍。グレッグ・ポポビッチHCとカワイ・レナード不在の中で最後まで粘りを見せたものの、力及ばず1回戦で敗退となった。この試合がキャリア最後の試合となるかもしれない40歳のマヌ・ジノビリは、10得点、7アシストを記録した。
パウ・ガソルは「最後まで諦めずに全力でプレイしたことが、このチームの精神を表していると思う」と語った。
「何度か途中でタオルを投げ込んでもおかしくないような状況になったが、我々はそうしなかった。それは誇らしいことだ」。
ウェスト第2シードのウォリアーズは今週末から始まるウェスタン・カンファレンス・セミファイナルで同第3シードのポートランド・トレイルブレイザーズを破ったニューオーリンズ・ペリカンズ(同第7シード)と対戦する。