NBA

ビンス・カーター「あと2年プレイして引退する」

Author Photo
Sporting News Logo

ビンス・カーターにとって、年齢は単なる数字でしかない。

19年目の今季をメンフィス・グリズリーズでプレイし、NBAプレイオフ2017 ウェスタン・カンファレンス・ファーストラウンドでサンアントニオ・スパーズに敗れたものの、カーターに現役引退の意思はない。それどころか今オフにはフリーエージェントとなり、来季も現役続行の道を模索することを明言している。

40歳のカーターは『Real GM.com』に「自分自身に『15年はプレイする』と言い聞かせたんだ。何故15年かは自分でもわからない」と語った。

「それで15年現役を続けて、今もプレイし続けている。まだ終わりではないよ。ただ、それと同時に、多くの選手たちの姿を見ていてると、以前自分が言ったことを思い出すこともある。今も考えは変わらない。あと2年プレイしたら引退する」。

年齢を重ねているカーターだが、むしろ25歳のときよりもコンディションは良いのだろう。今季は平均8.0得点、3.1リバウンドを記録し、毎シーズンNBA歴代記録でのランキングを上げ続けている。

グリズリーズとの再契約を希望しているカーターは「今からでもあと3ラウンド(カンファレンス準決勝、カンファレンス決勝、NBAファイナル)プレイできるよ」と言う。
通算得点で歴代22位の2万4555得点を記録しているカーターは、ポール・ピアースが今季で引退したため、現役選手3位の通算得点で来季を迎える。オールスター出場8回という実績を誇り、アクロバティックなダンクで一世を風靡したカーターは、引退後バスケットボール殿堂入りが有力視されているものの、まだNBA優勝を経験していない。

カーターは「周りからは『優勝リングを追い求めるべき』と常に言われる。自分にとって、『追い求める』という言われ方は好きではないね」と言う。

「メンフィスでの暮らしは快適だし、家族もここでの生活を気に入ってくれている。チームはエキサイティングで素晴らしいことを築き上げようとしている。それに、チームメイトたちと毎日練習するのが楽しいんだ」。

原文:Vince Carter wants to play in NBA until he's 42 by Joe Rodgers/Sporting News


著者
Sporting News Photo

The sports world explained. The Sporting News goes beyond the score to deliver the news, data, insights and entertainment that sports fans around the globe need to know.