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チームUSA、リオ五輪のロスター12名が正式発表

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6月27日(日本時間28日)、リオデジャネイロ・オリンピックに出場するチームUSAのロスターが発表された。平均年齢は五輪終了時で26.8歳。選出されたのは以下の12名となった。

カーメロ・アンソニー(ニューヨーク・ニックス)
ハリソン・バーンズ(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
ジミー・バトラー(シカゴ・ブルズ)
デマーカス・カズンズ(サクラメント・キングス)
デマー・デローザン(トロント・ラプターズ)
ケビン・デュラント(オクラホマシティ・サンダー)
ポール・ジョージ(インディアナ・ペイサーズ)
ドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
カイリー・アービング(クリーブランド・キャバリアーズ)
ディアンドレ・ジョーダン(ロサンゼルス・クリッパーズ)
カイル・ラウリー(トロント・ラプターズ)
クレイ・トンプソン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)

2005年からチームUSAのマネージングディレクターを務めるジェリー・コランジェロは、「コーチングスタッフ全体を代表して言えるが、我々はリオ五輪に臨むチームにとても興奮している」と、ロスターへの満足感を表した。

「層の厚さが良いね。代表チームプログラムの恩恵だ。タレント、スコアラー、金メダル獲得経験者、素晴らしい若手が見事にミックスされた」。

マイク・シャシェフスキーHCは「素晴らしいコーチングスタッフとともにコートで仕事をするのが楽しみだ」と意気込みを表している。

「過去2回の五輪を含め、2006年以降、我々の選手たちは模範的な代表だった。このチームはその水準を保ち続けるはずだ」。

「チームを見て驚くのは、全体的なバランスだ。パスに加えて得点もあげられる電光石火のガードがいる。素晴らしいシューターや爆発力のあるスコアラーがいる。高さも運動能力もある。本当に守ることができると思うよ」。

2012年のロンドン五輪で金メダルを獲得した経験を持つのは2選手(アンソニーとデュラント)。また、カズンズ(2014年)、デローザン(2014年)、デュラント(2010年)、アービング(2014年)、トンプソン(2014年)と、5選手がワールドカップで金メダルを獲得している。

五輪でメダルを3度獲得しているアンソニーは、アメリカ史上初となる4度目の五輪出場。2010年ワールドカップで金メダル獲得に貢献してMVPを受賞し、ロンドン五輪では1試合平均19.5得点とアメリカの五輪記録を残したデュラントは、2度目の五輪となる。

2015-16シーズンのNBAベスト5(オールNBAチーム)からはジョーダン、セカンドチームからはカズンズ、デュラント、グリーン、サードチームからはジョージ、ラウリー、トンプソンが選出された。また、ジョーダンとグリーンはオールディフェンシブ・ファーストチーム、バトラーとジョージは同セカンドチームだ。

さらに、アンソニー、バトラー、カズンズ、デローザン、デュラント、ジョージ、グリーン、ラウリー、トンプソンの9名は2016年のオールスタープレーヤーであり、アービングはキャブズで優勝を飾ったばかりだ。

チームUSAは7月18日(同19日)から21日(同22日)までラスベガスで練習。22日(同23日)にアルゼンチンと親善試合を行なう。その後、24日(同25日)と26日(同27日)に中国とエキシビションマッチ。29日(同30日)にはベネズエラ、8月1日(同2日)にナイジェリアとも対戦する。

チームUSAは出場した五輪全17大会でメダルを獲得しており、内訳は金メダルが14個、銀メダルが1個、銅メダルが2個。五輪では通算130勝5敗(勝率96.3%)を記録しており、NBA選手が出場するようになった1992年以降の6大会では通算45勝3敗で5個の金メダルと1個の銅メダルを獲得している。

日本で行なわれた2006年のバスケットボール世界選手権の3位決定戦以降、63連勝中のチームUSAは、五輪でも2004年アテネ大会の3位決定戦以降17連勝中。NBA選手がチームUSAを代表するようになった1992年以降は、主要16大会で金メダルを14個獲得し、126勝7敗(勝率94.7%)という数字を残している。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ