NBA

ユドニス・ハズレムがドウェイン・ウェイドの噂について言及「チームに迎えたい」

Author Photo
Sporting News Logo

シカゴ・ブルズとドウェイン・ウェイドが、今季中に同選手との契約をバイアウト(買い取り)する見込みと報じられた。

正式にバイアウトが成立すれば、その後ウェイドがどのチームと契約するかに注目が集まる。ウェイドの元チームメイトで、マイアミ・ヒートに所属するユドニス・ハズレムは、マイアミの『WQAM』とのインタビューに応じ、もしウェイドが復帰するのなら歓迎すると語ったと、『South Florida Sun-Sentinel』のアイラ・ウィンダーマン記者が伝えた。

8月17日(日本時間18日)に『WQAM』に出演したマイアミ・ヒートのユドニス・ハズレムは、ドゥエイン・ウェイドとともに2003年からヒートの一員としてNBAキャリアをスタートさせた。そのハズレムが、ウェイドに関する噂について語った。

先日ウェイドと一緒にプロモーションツアーのため中国を訪問したハズレムは「D-ウェイドとは毎日のように話している」と話した。

「僕からD-ウェイドに対する助言と、彼が自分にアドバイスしてくれる内容は同じで、『あるがままを受け入れればいい』ということ。その時々を受け入れて、段階的に進めばいい」。

「ブルズがどういう方向に向かっているかはわかっている。ドウェインがキャリアの残り何年かで進みたい方向もわかっている。ビジネス的な部分の影響で、両者の希望がいつだって共存できるとは限らない」。

ハズレムは「僕から彼へのアドバイスは」と前置きした上で、次のように続けた。

「僕たちは彼をチームに迎えたい。もちろん彼の家族も関係することだから、そのときの状況にもよると思う。あるがままを受け入れればいいと思う。ただ、ブルズ周辺の今の状況は、彼にとっても、球団にとってもフラストレーションが溜まる状態だと思う」。

現在ヒートはバックコートの選手を多く抱えている。ゴラン・ドラギッチ、タイラー・ジョンソン、ジョシュ・リチャードソン、ロドニー・マグルーダー、ウェイン・エリントンを擁しているほか、今夏ディオン・ウェイターズとも再契約を結んだ。

この現状に加えて、再建段階に入ったブルズとウェイドのバイアウト交渉は、これから始まる予定。契約最終年の今季2380万ドル(約25億9800万円)の年俸を受け取る予定のウェイドとブルズの交渉の行方が今後に影響を与える可能性もある。

ウェイターズ、ジェームズ・ジョンソン、ケリー・オリニクと契約した影響により、すでにチームの総年俸額が2017-18シーズンのサラリーキャップに達したヒートは、430万ドル(約4億6900万円)のミッドレベル例外条項でしか選手と契約できない。

原文:Haslem on Wade speculation: 'We'd love to have you' by NBA.com(抄訳)


著者
NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ