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キャブズのタロン・ルーHC、ケビン・ラブの起用法について明言を避ける

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カイリー・アービングの移籍、新加入アイザイア・トーマスが股関節の負傷により出遅れるため、今季はケビン・ラブが得点とリバウンドでレブロン・ジェームズを支える役割を担うと見られている。

気になるラブの起用法だが、トリスタン・トンプソンに代わって先発センターとして出場するのだろうか? 『Cleveland.com』のジョー・バードン記者がクリーブランド・キャバリアーズのタロン・ルー・ヘッドコーチに話を聞いた。

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レブロン・ジェームズがカリフォルニア州のサンタバーバラでミニキャンプを開催する前、ルーHCは『Cleveland.com』とのインタビューに応じ、アービングがセルティックスに移籍したことを受け、今季のオフェンスでラブを生かすプレイを増やす可能性を示唆している。だが、先週『ESPN.com』がルーHCとのインタビューから推測した、ラブの先発センター起用案については明言を避けた。

ルーHCは「今はチームの選手を集めようとしているところで、現段階では先発センターはトリスタンだ」と語った。

「今季はケビンを使うプレイを増やそうとは考えている。ここ1年半で使っている、彼をエルボー周辺で生かすプレイなどをね。新選手の力を見極めて、チームにとって何がベストなのかを考えたい」。

昨季平均25.2得点を記録したアービングが退団し、昨季NBA3位となる28.9得点をあげたトーマスが股関節の負傷で出遅れる以上、今季のキャブズでラブがジェームズに次ぐ得点オプションになるのは間違いない。昨季キャブズは、ジェームズとラブが一緒にプレイし、アービングがベンチに下がっていた際、100ポゼッションあたりで対戦相手を14.5得点上回ったというデータがある。

ジェイ・クラウダー、ラブ、トンプソンをフロントコートに置き、JR・スミスをシューティングガード、ジェームズをポイントガードとして起用するラインナップも考えられる。ルーHCは具体的なプランについて語らなかったが、トーマスが数か月離脱する見込みで、デリック・ローズを控えポイントガードとして起用するのであれば、可能性があるラインナップと言える。

しかしルーHCは、トーマスの欠場中はローズを先発起用する可能性を示唆した。

ルーHCは「多くの異なるコンビネーションをやることになる」と話した。

「ブロンとクラウダーをスモールフォワードとパワーフォワードで起用しても、ケビンをセンターで使う必要性はない。トリスタンになるかもしれないし、チャニング(フライ)になるかもしれない」。

ルーHCは『ESPN』とのインタビューで「今季はケビンにとって最高のシーズンになる」と語ったのだが、その点について聞かれると「そんなことを言ったかは覚えてない。そうなれば良いと思っているが」と答えた。

「毎年トレードの噂にケビンの名前が浮上している。それは彼にとってフェアではない。常に彼の名前が出てくる。皆、ケビンの名前を出したがるのだろうが、彼は選手として成熟し、長い間エリート選手として活躍している。NBAのビジネスに対する理解もある。間違いなく毎シーズン選手として成長している。我々が見たいのは、彼が成長する姿だ」。

原文:Lue: Love not taking Thompson's spot, yet by NBA.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ