クリーブランド・キャバリアーズのタロン・ルー・ヘッドコーチは、3月25日(日本時間26日)にクイックン・ローンズ・アリーナで行なわれたワシントン・ウィザーズとの一戦に115-127で敗れた後、悪化する守備を改善させる秘策があると語った。
キャブズは勝率でなんとかイースタン・カンファレンス首位を守っているものの、3月に6勝8敗と負け越し、同2位のボストン・セルティックスとはゲーム差無しの状態に追い詰められている。だがルーHCは『Cleveland.com』に対し「(秘策は)隠しておく必要がある。強豪も多いし、(プレイオフ)シリーズに合わせて対策を練られないよう、まだ手の内を見せる時期ではない」と言う。
「その時期が来るまで普段のディフェンスで対応しないといけない。どういう風に変化するかはお楽しみだ」。
だが、ルーHCの言う『普段のディフェンス』は機能していない。キャブズは現在、100ポゼッションでの平均失点でリーグ22位(108.1)。3月の試合に限れば、同30位のロサンゼルス・レイカーズより一つ上の29位の数字を残している。
ウィザーズ戦ではジョン・ウォールに37得点を許したが、それ以外にもチームリバウンド数で32-40と下回った。今季のキャブズは対戦相手との平均リバウンド数の差で20位(-0.7)という数字を残してもいる。
ルーHCは「リバウンドがチームを苦しめている」と話す。
「だが、改善する術はある。それができれば違いも生まれる。ただ、まだ見せる時期ではないということ」。
秘策と言うからには相応の自信があるかと思いきや、ルーHCのコメントは歯切れの悪いものだった。
「自信はない。だが、(ディフェンスを)改善させなければいけない」。
原文:Cavaliers coach Tyronn Lue says he has a fix for team’s defensive woes by Marcus DiNitto/Sporting News(抄訳)