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ティム・ダンカンが引退を表明

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サンアントニオ・スパーズのティム・ダンカンが現役引退を表明した。7月11日にスパーズ公式サイトが伝えている。

ダンカンは、ウェイクフォレスト大学卒業後の1997年にドラフト全体1位でスパーズに入団し、新人王を受賞。2年目の1998-99シーズンに初優勝を成し遂げた後、2003、05、07、14年とチームの通算5度の優勝すべてに大きく貢献した。

スパーズによれば、現役19シーズンでレギュラーシーズン1072勝438敗、勝率.710の戦績はNBA史上最高記録であり、また、NBA、MLB、NFL、NHLを含めた北米4大スポーツでも過去19シーズンで最高記録だという。

オールスターに15回選ばれたダンカンは、シーズンMVP2回(02、03年)、ファイナルMVP3回(99、03、05年)、オールNBAチーム選出15回、オールディフェンシブチーム選出15回を誇る。通算2万6000得点、1万5000リバウンド、3000ブロック以上を記録したのは、カリーム・アブドゥル・ジャバー以来、史上2人目の快挙。ひとつの球団で19シーズン以上プレイしたのは、ジョン・ストックトン、コービー・ブライアントに次いで史上3人目だ。

レギュラーシーズン通算1392試合に出場したダンカンは、1試合平均19.0得点、10.8リバウンド、3.0アシスト、2.17ブロック、34.0分、フィールドゴール成功率50.6%(10285/20334)、フリースロー成功率69.6%(5896/8468)の成績を残した。通算2万6496得点、1万5091リバウンド、3020ブロック、4万7368分出場、1392試合出場は、すべてスパーズの球団記録で、4225アシストは球団史上3位。リーグ全体では、ダブルダブル(841回)とブロックが歴代5位、リバウンドが同6位、得点が同14位となっている。

またプレイオフでは、通算9000分以上をプレイした歴代唯一の選手で、ダブルダブル(164回)とブロック(568本)は歴代首位、リバウンド(2859本)は同3位、得点(5172点)は同6位の成績を保持している。歴代2位の出場試合数(251試合)を記録したダンカンは、ポストシーズン通算で1試合平均20.6得点、11.4リバウンド、3.0アシスト、37.3分出場、フィールドゴール成功率50.1%(1975/3939)を記録した。

トニー・パーカー、マヌ・ジノビリとのトリオであげた勝利数は、レギュラーシーズン(575勝)、プレイオフ(126勝)ともに歴代最多。グレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチとともにあげたレギュラーシーズン1001勝は、選手とコーチのコンビとして史上最多勝利数だ。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ