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ラッセル・ウェストブルック、サンダーと延長契約

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8月4日(日本時間5日)、オクラホマシティ・サンダーはガードのラッセル・ウェストブルックと延長契約を結んだことを発表した。契約内容の詳細は非公表ながら、ESPNなどの報道によれば、2018-19シーズンまでの3年総額8570万ドル(約86億円)の契約で、2017-18シーズン後にフリーエージェントになれるプレイヤーオプションが含まれているという。

ウェストブルックは契約締結に際し、「サンダーと契約を延長できて嬉しい」と語っている。

「ドラフトされて以来プレイしてきた唯一のチームで、その一部になりたいと思い続けてきたチームでプレイを続けられることになって、嬉しく思っている。このチームのみんなと、世界最高のファンの前でプレイし続けられることにとても興奮している」。

昨季(2015-16シーズン)、レギュラーシーズン80試合に出場したウェストブルックは、平均23.5得点(リーグ8位)、10.4アシスト(同2位)、7.8リバウンド、2.04スティール(同5位)の成績を残し、オスカー・ロバートソン以来NBA史上2人目の1シーズンの成績で平均23点+10アシスト+7リバウンドを達成した選手となった。

また、昨季記録した18回のトリプルダブルは、1981-82シーズンのマジック・ジョンソンと並ぶ、それ以降の1シーズン最多記録。特に3月に記録した7回のトリプルダブルは、月間の数字としては1989年4月にマイケル・ジョーダンが記録して以来最多となる数字だった。

2008年NBAドラフト全体4位でサンダーに指名されたウェストブルックは、NBA入り後の8シーズンで5度オールスターに選出され、2度オールスターMVPを受賞。2014-15シーズンには平均28.1得点を叩き出し、リーグの得点王を獲得した。また、アメリカ代表としても、2010年にはFIBAバスケットボール世界選手権(現ワールドカップ)で優勝、2012年にはロンドン・オリンピックで優勝を果たしている。

ウェストブルックの相棒でもあったケビン・デュラントは、7月にFAとしてゴールデンステイト・ウォリアーズに移籍。サンダーは、来季からウェストブルックを中心とする新体制を敷くことになる。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ