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K・デュラント、R・ウェストブルックらがLAで合同練習

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通常、NBAのトレーニングキャンプは9月末まで始まらない。しかし、昨季プレーオフ進出を逃したオクラホマシティ・サンダーは、早くもチームとして動き始めた。

シーズンオフ中は選手個人がトレーナーをつけて自主練習に励むことが多い中、サンダーは、ケビン・デュラント、ラッセル・ウェストブルック、そしてサージ・イバカが中心となってチームメイトに声をかけ、合計10選手がロサンゼルスで合同練習を実施している。Daily Oklahomanのベリー・トラメル記者が伝えた。

デュラントらは、UCLAのキャンパス内にある練習施設で合同練習を行なったという。そのときの様子について、デュラント本人が同紙との電話インタビューでこう語っている。

「(合同練習は)とても良かった。たいていの場合、夏は個人で練習するし、皆それぞれの方法で時間を過ごすもの。球団が成長したことの表れだと思うし、参加してくれたチームメイトが僕らを信頼して、すべて自分たちのやり方で調整しようとしたということだ」。

アンドレ・ロバーソン、ミッチ・マクゲイリーは以前から決まっていた予定があったために不参加、イネス・カンターもトルコに滞在中だったため、合同練習には参加しなかった。

だが、誰が参加し、不参加だったのかは大した問題ではない。家族とゆっくり過ごせるオフが7月と8月の2か月しかないのだから、個人の予定を優先するのは当然だ。それにもかかわらず、今の時期に同じチームの選手が集まって練習すること自体が稀だと、トラメル記者は主張している。

質が高く、中身の濃い合同練習は、デュラントら主力にとってだけではなく、新人のキャメロン・ペインにとっても充実した時間になっただろう。NBAを代表するスターに成長したデュラント、ウェストブルックがどうやって今の地位を手にしたか、どういう練習をしているのかを間近で見て、吸収する絶好の機会になるからだ。

デレック・フィッシャー、ケンドリック・パーキンスが在籍した時代から球団内に浸透する深い絆、プロ意識が今も失われていないことは、今回の合同練習からも見て取れるだろう。デュラントはこう語っている。

「僕らは、家族のように近い関係性を求めている。これは昔から続いていることだ。いつだって関係は良くなっていくものだよ。今週は、僕らにとって正しい方向へ進むための一歩になった。皆それぞれ楽しんでいたよ。それが何よりだね」。

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