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さらに注目を集めるようになった76ers、ブレット・ブラウンHCは中心選手であるジョエル・エンビードとベン・シモンズを絶賛「彼らはまだまだ成長できる」

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きっと、多くの情熱的で、奉仕精神溢れるフィラデルフィアのファンは、ウェスタン・カンファレンスのチームとの敵地連戦を観戦するため、深夜まで起きて試合を見てくれていたことだろう。フィラデルフィア・76ersは、ウェストのチームを相手に周囲を驚かせるプレイを披露し、遠征を終えた。

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10日間で5試合という日程をこなす中、多くのライター、リポーター、アメリカ国内外のテレビカメラがチームを追った。おそらく、近日中に彼らの仕事を何らかのメディアで目にするだろう。

中でも最も注目を集めた2人は、ジョエル・エンビードとベン・シモンズだ。ブレット・ブラウン・ヘッドコーチは、コートで違いを生み出せる2人が、スポットライトを浴びる環境に順応していると感じている。

ブラウンHCは、エンビードとシモンズについて「彼らは素晴らしい。落ち着いているように見える」と語った。

「2人とも異なる性格で、対処の仕方も違う。チームへの注目は、徐々に高まっている。興奮するね。ベンとジョー(エンビードの愛称)がもたらす興奮のおかげで、ここ数か月で注目度が増している。彼らの市場価値も高い。我々コーチも、彼らを高く評価しているよ」。

2人は、11月15日(日本時間16日)にステイプルズ・センターで行なわれたロサンゼルス・レイカーズ戦で、合計64得点(エンビード46得点、シモンズ18得点)、24リバウンド(エンビード15リバウンド、シモンズ9リバウンド)、17アシスト(エンビード7アシスト、シモンズ10アシスト)の大活躍を見せ、115-109での勝利に大きく貢献した。

試合後ブラウンHCは、今後の球団を支える2人について、次のように話した。

「私は、常に批判的な見方をするようにしている。いつだってコーチとして選手を見るようにしている。選手たちをレベルアップさせ、前に進ませようとしている。しかし、この興奮は、現在のチームから得られているものではなく、これから先、このチームがどういう存在になれるかというところからきている。彼ら2人は、まだまだ成長できる。そしてチーム全体が、もっと成長しなければいけない」。

力強いパフォーマンスを続けるシモンズ

レイカーズ戦では、エンビードの圧倒的なパフォーマンスの前に影を潜めたものの、シモンズも負けてはいなかった。

1年目のシモンズは再びダブルダブルを記録したほか、自己最多となる5スティールをあげた。1年目の選手がキャリア1試合目から14試合で9回のダブルダブルを達成したのは、歴代4番目に多い記録だ。ブラウンHCは「ベン・シモンズも、非常に高いレベルのプレイをする選手だ」と、言う。

「彼に備わった天性の才能は見ればわかる。オープンコートで高い技術、傑出した身体能力を持ち、身長208cmにしてあれだけの技術を身に着けている。彼もまた、群を抜くプレイができる選手だ」。

ホームに帰還

今季のウェスト遠征としては最長となる5試合を3勝2敗で終えた76ersは、今季8勝6敗となり、イースタン・カンファレンス5位タイでホームに戻った。レイカーズ戦の前には、同じステイプルズ・センターでロサンゼルス・クリッパーズからも勝利をマークし、2008-09シーズン以降初めて、同会場で年間2勝をあげた。

ブラウンHCは、現在のチームについて「攻守ともに、チーム内で確信を持てている基本的な部分ができ上がっていると思う」と、分析している。

「これからは、その部分を引き締め、強化し続ける時期だ。現代のNBAの流れは、試合と休養を繰り返す毎日になる。その流れに乗って、良くもなれば、悪くもなってしまう。我々は今、良い流れに乗れていると思う。良いバスケットボールをプレイできている」。

シモンズは、今回の遠征について「全試合に勝ちたかった」と振り返った。そして、「まだ始まったばかりさ」と、付け加えた。

原文:Seltzer's Notebook | Team, Young Standouts Garnering Increased Attention by Brian Seltzer/76ers.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ