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アメリカ代表のカーメロ・アンソニー「プロセスを踏んでいる段階」

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リオデジャネイロ五輪に出場するオリンピック2大会連続優勝中の男子バスケットボール・アメリカ代表は、7月18日(日本時間19日)からラスベガスでミニキャンプを実施し、調整を進めている。

練習3日目を終えてチームとしてまとまりが出てきたのも収穫だが、今回、練習相手のセレクトチームに選出された新人ブランドン・イングラム(ロサンゼルス・レイカーズ)、アーロン・ゴードン(オーランド・マジック)らにとっても良い経験になっているだろう。

今大会を最後に代表ヘッドコーチを勇退するデューク大のマイク・シャシェフスキーHCは、「(セレクトチームの中から)何人かがワールドカップを戦い、何人かはオリンピックに出場するようになる。つまり、我々は素晴らしいプログラムと、チーム文化を根付かせているということ。経験を積んだ選手が若い選手に伝え、若い選手が後に責任を果たす」と、語った。

今回が4回目のオリンピック出場となるカーメロ・アンソニー(ニューヨーク・ニックス)は、リーダーとしてチームをまとめている。

「ベテランとしてチームリーダーの役割を引き受けているけれど、どういう風に見えるか評価を聞いてみたいね。僕たちの目標は、当然ながら金メダルを獲得すること。今は、1日1日、楽しみながらプロセスを踏んでいるところさ」。

「良いテストマッチになるアルゼンチン戦まで2日あるからね。(アルゼンチンに)勝ちたいよ。勝って、相手にメッセージを送りたい。それをする最初の機会が、金曜になる」。

アメリカ代表は、21日(同22日)に4日目の練習を行ない、22日(同23日)には、アルゼンチン代表と練習を行なう予定。その後は、24日と26日(同25、27日)に中国代表、29日(同30日)にベネズエラ代表、8月1日(同2日)にナイジェリア代表と練習試合を行ない、8月6日(同7日)にスタートする五輪本選に向け、調整を進めていく予定だ。

今回が五輪初出場となるデマーカス・カズンズ(サクラメント・キングス)は、「代表でシュートの打ち方を学ぶことはないけれど、ちょっとしたこと、些細な部分が重要なんだ」と、話す。

「これだけの面子から学べる些細な部分を、自分の技術に取り入れるんだよ」。

五輪などの国際大会とNBAとでは、いくつかルールが異なる。3日目の練習後、ディアンドレ・ジョーダン(ロサンゼルス・クリッパーズ)は、シュート後リングに当たったボールにすぐに触ることができる、というFIBAルールに慣れる必要があると話している(NBAでは、リング上にあるボールに触れるとゴールテンディングとなる)。

「そのルールには興奮しているんだ!何度か練習が必要だけれど、大丈夫だよ」。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ