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アメリカ代表のクレイ・トンプソン「アルゼンチンに勝ちたい」

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7月18日(日本時間19日)からリオデジャネイロ・オリンピックに向け、ラスベガスでミニキャンプを実施している男子バスケットボール・アメリカ代表は、22日(同23日)にアルゼンチン代表と練習試合を行なう。

過去12年の間、アメリカ代表にとって、強豪アルゼンチンとの試合が分岐点となったケースは、2例存在する。

2004年のアテネ五輪、チームUSAは準決勝でアルゼンチンに81-89で敗退。最終的に銅メダルを獲得したが、アメリカを下したアルゼンチンが、五輪で史上初の金メダルを獲得した。

それから2年後の2006年、日本で開催されたバスケットボール世界選手権でも、両国は対戦している。準決勝でギリシャに敗れたアメリカと、スペインに敗れたアルゼンチンは、3位決定戦で激突し、アメリカが96-81で勝利を収め、銅メダルを獲得した。

この試合からアメリカの国際大会45連勝がスタートした。

リオ五輪を最後に勇退が決まっているデューク大のマイク・シャシェフスキー・ヘッドコーチは、06年のアルゼンチン戦について、「とても大きな勝利だった」と、振り返っている。

「(準決勝敗退で)我々は取り乱し、落胆し、結果を恥じた。だが、1つになって必ず挽回しないといけない試合だった。結果的に、困難からも立ち直れるというところを見せられた」。

五輪初出場のクレイ・トンプソン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は、21日(同22日)の練習後、アルゼンチン戦について「何よりも勝ちたい」と語った。

「まずは勝ちたい。それに、良い流れでプレイしたいね。アルゼンチンのことはリスペクトしている。簡単な相手ではないからね。金メダルを獲得したチームのメンバーもいる。楽しくプレイして、良い試合を見せたい」。

リオ五輪の予選ラウンドではアメリカがグループA、アルゼンチンがグループBに分かれたため、決勝ラウンドまで対戦することはない。

合流してからわずか4日の新生チームUSAにとって、明日はチーム結成後初めての試合となる。連携面で上回る強豪アルゼンチンを相手にどんなプレイを見せるのだろうか。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ