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ピストンズ、エイブリー・ブラッドリー慰留にサラリーキャップの問題なし

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ケンテイビアス・コールドウェル・ポープがフリーエージェントになる前に、デトロイト・ピストンズはすべてではないが大半の選手を引き留めると言われていた。それが制限つきFAの本質だ。だが後になってみると、おそらく今回はそれがピストンズにとってうまくいかなかった。そして、コールドウェル・ポープ側が望んでいたことでもなかった。

来年夏、ピストンズがエイブリー・ブラッドリーを引き留める可能性は、彼が7月1日(日本時間2日)に完全FAになるとはいえ、おそらくはもっと高いだろう。

ピストンズとブラッドリーは2017-18シーズンを通じて関係を試していくことになるが、スタン・バン・ガンディ・ヘッドコーチが「指導してきた中で最も好きな選手のひとり」と明かしたマーカス・モリスとのトレードに向かわせたのと同じ理由で、来年夏にピストンズはブラッドリーを引き留めるために投資するかもしれない。

バン・ガンディHCがオフシーズンに優先したのは3つ。高い競争力を持つ選手を加え、チームの3ポイントシュート力を改善し、ボールハンドラーを加えてレジー・ジャクソンやイシュ・スミスといったポイントガードたちを助けることだ。

ブラッドリーはその3つをすべて満たすだけでなく、力強くそれらをこなしてくれる選手である。

オーナーのトム・ゴアーズはコールドウェル・ポープを引き留めるためにラグジュアリータックスに着手することも認めていたが、バン・ガンディHCは来年夏にブラッドリーを慰留するのに同じ指令が下りることに期待している。

バン・ガンディHCとジェフ・バウアーGM、そしてサラリーキャップの問題に関して球団内でカギを握るアシスタントGMのパット・ギャリティは、来年夏のサラリーキャップとロスターに関して複数のシナリオを想定してきた。

バン・ガンディHCは「我々にはほかの戦略もある」と述べている。

「何が必要でも、エイブリーとの再契約を財政が阻むことはない。エイブリーに戻ってきてほしいと望み、エイブリーがここにいることを望む状況になれば、我々は彼を戻すことができるはずだ」。

原文:SVG: No concerns cap issues will keep Pistons from retaining Avery Bradley by Chris Schwegler/Pistons.com(抄訳)​


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ