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夏に肉体を鍛え直しているポール・ジョージ

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インディアナ・ペイサーズからトレードでオクラホマシティ・サンダーに加わり、昨季のMVPであるラッセル・ウェストブルックとプレイするポール・ジョージは、キャリアの大事なシーズンに向け、改めて肉体を鍛えている。『The Oklahoman』のブレット・ドーソン記者が伝えた。

ポール・ジョージは夏を通じて、ほかのプロアスリートたちと一緒に、ライアン・カプレッタによるプロアクティブ・スポーツ・パフォーマンスでのトレーニングに参加。9月8日(日本時間9日)には、マリブ郊外の砂丘に向かった。

200ヤード(約180メートル)の砂道で、ジョージたちはスプリントやプライオメトリック・トレーニングなどをこなした。カプレッタは先週、電話インタビューで「砂丘と言われているが、基本的には砂の山だ」と、その過酷さを伝えている。

そしてそれこそ、ジョージのこの夏を表すものだ。カプレッタによると、ペイサーズがプレイオフでクリーブランド・キャバリアーズに敗れた約1週間後、ジョージはウェストレイクビレッジのプロアクティブの施設を訪れたという。サンダーにトレードされる数週間前に、ジョージはオフシーズンのトレーニングを準備していたのだ。

昨年夏もプロアクティブとトレーニングしたジョージだが、このときはオリンピック出場のため早くに切り上げている。カプレッタとフルメニューをこなすのは、この夏が初めてだ。そして彼らは、最初に戦略を立てた。

カプレッタは「我々が望んでいたことのひとつは、爆発力を維持しながら少し筋肉をつけることだった。間抜けなボディビルダーのような筋肉ではなく、正しい筋肉をつけたかったんだ」と語る。そして、ジョージが「非常に素晴らしい」進化を遂げたと明かした。

プロアクティブとは別のバスケットボールのスキルワークやピックアップゲームのほかに、ジョージは週に5、6日、1日2時間もカプレッタと過ごした。カプレッタによると、そこで多くの筋肉量を身につけたという。カプレッタは「最終目標はパワーとコンディショニングだ」と述べた。

「我々が求めるのは単なる強さだけではない。彼の練習は非常にハードで、とても重い動きをするんだ。だが、そこから運動競技的な動きやモビリティーにつながっていく。それはとてもダイナミックなものだ」。

原文:Summer of George built on weight work by NBA.com(抄訳)​


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ