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S・カーHC「今日はステフの日になると思っていた」

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6月14日(日本時間15日)にオラクル・アリーナで行なわれたファイナル第5戦は、ゴールデンステイト・ウォリアーズが104-91でクリーブランド・キャバリアーズに勝利し、優勝に王手をかけた。試合後スティーブ・カーHCは、3ポイントシュート13本中7本を含む37得点の大活躍を見せたステファン・カリーを称えながら、試合を振り返った。


――普段はオフェンスの流れを重視していると思うが、今日の終盤はステフが3度か4度のポゼッションで自らシュートを打ちに行った。彼の判断は容認できるのか?

すべてのプレーは私が決めている。終盤のプレーは、私の天才的な采配だ。それは冗談で、ステフが試合を決めにいった。相手がスモールラインナップで対抗してきたので、(これまでとは)異なる試合だった。スペースも空いていた。試合序盤から相手がスモールで臨んできたときから、今日はステフの日になると思っていた。きっと彼にとって大きな夜になると思っていた。それだけスペースが空いていたのでね。彼が終盤に試合を決めた。ファンタスティックなプレーだった。

――第4戦に続いて先発に(アンドレ)イグダーラを起用したほか、今日は(リアンドロ)バルボサにも出場時間を与えた。彼ら2人のベテランがチームに安定感をもたらしたのでは?

L.B.(バルボサ)は素晴らしかった。序盤ファウルトラブルに苦しめられたとき、17分で13得点を決めた活躍は見事だった。それに守備も良かった。彼はキャリアも長いので、驚くべきことではない。プレーオフでの経験も豊富で、チームのためにシリーズを通して良いプレーをしてくれている。

――ファイナルで王手をかけて迎える試合が難しいのは何故?

難しいとしか言えない。いろいろな感情が生まれる。頂点に立とうとしているわけだが、まずは仕事を成し遂げなければならない。我々の場合、素晴らしいチームと敵地で対戦しなければならないんだ。そして、今日の試合よりも良いプレーをしなければいけない。

――スティーブ、今シリーズを通じてアンドレがベストプレーヤーと言い続けている。今日のプレーはどうだった? 相手がハック戦術を仕掛けてきたときは、どう思った?

アンドレは今日も素晴らしかった。やれることすべてをやってくれた。レブロン(ジェイムズ)に対するディフェンダーとしてうちのチームで最高の選手だ。それに判断力にも優れている。7アシスト、0ターンオーバーというのは凄い。彼は相手の全員についていた。レブロンから離れたときにはシューターのマークについて、相手のシュートにチャレンジしていた。本当に守備に秀でた素晴らしい選手だ。フリースローに関しては、起こり得ること。終盤に何本か外していたが、問題にはならなかった。いずれにしても、試合を決められたのでね。

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