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S・カーHCがA・イグダーラとD・リーを称賛

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ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHCは、6月11日(日本時間12日)に行なわれたクリーブランド・キャバリアーズとのファイナル第4戦前に、アンドレ・イグダーラを今季のポストシーズンで初めて先発に起用することを決め、試合開始からスモールラインナップで臨んだ。開始からキャブズに連続7点を奪われたところでタイムアウトを取ったカーHCは、選手たちに落ち着いてプレーするよう指示。結果、その後試合をコントロールし始めたウォリアーズが103-82で勝利し、対戦成績を2勝2敗に戻した。

カーHCは、試合後の会見で、イグダーラを先発に起用した理由について、「速いペースで試合を進めるためと、テンポを良くしたかった」と説明。第4戦でもレブロン・ジェイムズを徹底的にマークし続けたイグダーラを、次のように称賛している。

「アンドレは、これまでの3戦と同じようにレブロンに対応した。今日はレブロンのショットが入らなかったが、次の試合では入るかもしれない。ただ、アンドレはキャリアを通して何度もレブロンと対戦している。どのチームに所属しようと、レブロンと対戦することになれば、マッチアップするのは彼だ。つまり、彼の経験によるところが大きい。守備の仕方で大きな変化があったとは思わない」。

「昨年のトレーニングキャンプのときから、アンドレとは何度も話をした。キャンプ終盤までは、彼をベンチに置いておくことは考えていなかった。私が彼をベンチに置きたい理由を彼に伝えたとき、決して興奮はしなかっただろうが、彼はすぐに理解してくれた。最初から、彼はチームに必要な自己犠牲の精神を示してくれた」。

また、カーHCは、第3戦から出番が増え始めたデイビッド・リーへも賛辞を送っている。

「アンドレ以外に、デイビッドについても話をしたい。彼はチームの誰よりも自分を犠牲にしている。アンドレは先発の座を失っただけだが、デイビッドは、ローテーションのスポットそのものを失った。それなのに気持ちを保ち、チームをサポートしてくれている。必ず出番は増えるから、信じて待って欲しいと伝え、彼は我慢して待ち続けてくれた。そして大きなインパクトを残している。彼ら2人のベテランの活躍は嬉しいし、チームにインパクトを残している。アンセルフィッシュにプレーするという影響をチームに与えてくれていることにも満足している。これは、とても重要なことだ」。

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