NBA

S・カーHCがA・イグダーラを称賛

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ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHCは、6月4日(日本時間5日)にオラクル・アリーナで行なわれたクリーブランド・キャバリアーズとの2015 NBAファイナル第1戦に108-100で勝利した後、レブロン・ジェイムズとのマッチアップで堅い守りを見せたアンドレ・イグダーラを称賛した。

ジェイムズは試合を通じて44得点をあげたものの、イグダーラは執拗にジェイムズに圧力をかけ続け、勝敗を分ける場面で決定的な仕事をさせなかった。攻撃でもフィールドゴール8本中6本を含む15得点を決める活躍で勝利に貢献したイグダーラについて、カーHCは、試合後の会見で次のように語っている。


――レブロンは多くの得点をマークしたが、アンドレのプレーをどう評価する?

カーHC: アンドレはファンタスティックだった。私が知る限り、最も頭の良いディフェンダーの1人だ。彼は、マッチアップする相手がインサイドに侵入する角度、誰がコートのどこにいるかを把握している。44得点も取られて良い守備をしたと言うのは不思議に思われるかもしれないが、アンドレは良い仕事をしてくれた。レブロンにタフなショットを打たせ続けたからね。それに、攻撃でも第4クォーター中盤に3ポイントシュートを決めてくれた。彼はシーズンを通して素晴らしい活躍を見せている。数字には表れていないだろうが、彼はチームのため、素晴らしいプレーをしてくれる選手だ。

――何故、レブロンよりも体格で劣るアンドレを彼にマッチアップさせると決めた?

カーHC: 先ほども言ったように、彼はリーグでも頭の良いディフェンダーの1人で、フィジカルも強い。レブロンには劣るだろうが、フィジカルが強い選手だ。体格は一緒ではないし、体重差も約20kgほど(ジェイムズは113.4kg、イグダーラは97.5kg)あるが、どうすれば守れるかをわかっている。レブロンを抑える上で重要なのは、アングル(角度)だ。彼は常にチームメイトを探しながら、自ら得点を決めようとするので、どの角度でインサイドに侵入するかを見極めることが重要なんだ。アンドレ以外にも、ドレイモンド(グリーン)、ハリソン(バーンズ)、クレイ(トンプソン)もレブロンとマッチアップできるので選択肢は多いが、レブロンと最も対戦経験があるのはアンドレだと思っている。10年以上のキャリアの持ち主なので、彼に任せた。

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