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ステファン・カリーが来日、MVPのスキルを見せつける

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Stephen Curry, UA Roadshow

9月4日、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステファン・カリーが、契約するアンダーアーマーのアジアツアー、"UA Roadshow featuring Stephen Curry"(アンダーアーマー ステファン・カリー選手モデル 商品発表会)のため、初来日を果たした。

会場となったステラボール(東京都港区)では、カリーの最新コレクションがお披露目され、シグネチャーモデルの『UAカリー2』も展示。アンダーアーマー創設者のケビン・プランクCEO、同社の製品を日本で展開するドームの安田秀一代表取締役のトークショーに加え、カリーのトークショー、バスケットボールU16~18日本代表候補選手のバスケットボールクリニックなど、盛りだくさんの内容で行なわれた。

トークショーに登場したカリーは、冒頭で「コンニチハ!」と日本語で挨拶すると、NBA優勝を遂げた昨季を振り返って、「優勝は究極の目標で、トロフィーを掲げることをずっと夢見ていた。MVP獲得は『ケーキの上のアイス』(オマケ)のようなものだけど、最後にそれを獲得できて嬉しかった」と語っている。数か月ぶりに見たという昨季の優勝トロフィー“ラリー・オブライアン・トロフィー”を持ち上げながら嬉しそうに笑顔を見せ、「連覇を達成して、もう一度このトロフィーを掲げたい」と、新シーズンへの抱負を語ると、会場からは大きな歓声が上がった。

クリニックでは、アンダーアーマーバスケットボールトレーナーのロブ・マクラナガハンとともに、カリー自らデモンストレーションしながら、ドリブルやシュートのドリルをおよそ30分間みっちりとこなした。その後、普段は1時間15分ほど集中して取り組んでいるというシューティングドリルの凝縮バージョンを約15分間実施。コート上の様々なスポットから、カリーの得意技でもあるフローターショット、プルアップジャンパー、ステップバックジャンパーなどを何本も打ち込み、MVPのスキルを披露してみせた。

また、クリニックの最後には参加者からの質問にも回答。「NBAに入るためには何が必要か?」と聞かれると、「近道は存在しない。日々、積み重ねていくことが大事だ。また、人とは違った部分、自分の得意なことを見つけ、それを伸ばすことも大切。これだけは人に負けないというものを身につけると同時に、オールラウンドな技術も身につける必要がある。近道はないけれども、日々、向上心を持って取り組んでほしい」、とアドバイスを送った。

なおアンダーアーマーはこの日、会場でお披露目された『UAカリー2』を9月7日から発売することを発表。これは10月のグローバルローンチに先駆けて、今回のアジアツアーで訪れる日本、中国、フィリピンの3か国のみの先行発売になるという(中国では6日に発売予定)。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ