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今夏FAとなるステフィン・カリーが改めてウォリアーズとの契約延長を希望「今のチームが完璧な場所」

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新たな労使協定(CBA)がNBAチームオーナーと選手会により承認され、今オフにフリーエージェントとなる選手たちが現在所属しているチームと再契約を結ぶ場合、これまでよりも高額の契約を手にできるようになった。これにより、7月以降に契約を延長するスター選手が続出する可能性が高い中、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、改めてウォリアーズ残留希望を明言。『San Jose Mercury-News』のティム・カワカミ記者とのPodcast番組でのインタビュー中、カリーが心境を語った。


ステフィン・カリーには、フリーエージェントとなる今夏ゴールデンステイト・ウォリアーズを離れる希望も、考えもない。それは驚きではないが、やはり本人に今一度聞いてみたくなるもの。

そこで、1月14日(日本時間15日)の練習後、Podcast番組のインタビュー中、カリー本人に話を聞いた。

――ステフ、新たな労使協定では、金銭面でウォリアーズにアドバンテージがあるわけだけれど、今のチームを今オフに離れることを考えたときはある?
カリー「考えられないよ。FAについて初めて聞かれたときから言っているように、このチームは完璧な場所なんだ。ベイエリアのファンは素晴らしいし、球団も最高。僕たちは、毎シーズン優勝を狙えるチームを作れているからね。今は他のチームに行く理由が見当たらない。どうなるかは、そのときがくればわかる。でも、今の立ち位置にいられるのは素晴らしいこと。それのおかげもあって、今季はバスケットボール、優勝にだけ集中できているよ。後のことは、成り行きに任せているから」。

新労使協定では、ある基準を満たした選手に限り、現在所属しているチームと契約延長する場合、最大で5年2億900万ドル(約238億8700万円)の契約を結べる。シーズンMVPを昨季も受賞したカリーが同基準を満たすことは確実で、他チームがカリーに提示できる金額は、最大でも4年1億3300万ドル(約152億円)。その差は実に7600万ドル(約86億8600万円)になる。

そこで今度は、年俸4000万ドル(約45億7100万円)超えの新契約についてじっくりと考えてみたことはあるかをカリーに尋ねた。するとカリーは、「近い将来、そういう話になるのは知っているよ。今年の夏に成立すれば良いと思っている話だね」と答えた。

「信じられないような話だけれど、それがどういう意味を持つことなのか、考えたことはないんだ。今から夏までにはまだ時間があるからね。たくさんのことを成し遂げられる時間があるから」。

原文:No reason for Steph to stray? by NBA.com


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ