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ステフィン・カリー「自分たちのプレイに集中している」

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6月1日(日本時間2日)にオラクル・アリーナで行なわれたNBAファイナル2017 第1戦は、ホームのゴールデンステイト・ウォリアーズが113-91でクリーブランド・キャバリアーズを下した。

28得点、10アシストの活躍で勝利に貢献したウォリアーズのステフィン・カリーが、試合内容を振り返った。

Stephen Curry Warriors NBA Finals 2017 Game1

――ステフ、昨年と同じ思いはしたくないと言っていたが、シリーズ初戦の勝利ということのほか、今日の勝利が持つ意味は?

目の前のことに集中しているだけ。シリーズ初戦に勝てるチャンスがあったということだよ。幸先の良い形でスタートを切れた。

ケビン(デュラント)が話したように、自分たちならもっと良いプレイができる。特にオフェンス面ではね。試合序盤はリム周辺でまずまずのプレイができた。ボールを上手く動かせたおかげでオープンな状態でショットを打つチャンスがあった。それに、相手の守備を苦しめられたと思う。

今日の試合で一番良かったのは、48分間を通してのディフェンス。相手はタフなショットを決められるチームだし、リーグ内のベストスコアラーが2人もいる。相手にプレッシャーをかけて、ゲームプランを実行しつつ、目の前の状況に集中しないといけない。

でもまだ1勝しただけ。日曜の試合(第2戦)に切り替える。ファイナルは経験済みだし、まだまだやらないといけないことは多い。まぁ、良いスタートを切れたよ。

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――ステフ、今日の試合ではサポーターを着けていなかった。その理由は? ひじの状態は良いのだろうか?

子供の頃からアレン・アイバーソンのようになりたいと思っていたんだ。(サポーターを装着することが)彼に近づく唯一の方法だった。今日は、そういうフィーリングじゃなくて、迷った末に着けなかった。特に意味はないよ。

――昨年のシリーズでは初戦から2勝した。これまでの経験から、目の前の1戦だけに集中している?

もちろん。今回のシリーズを迎えるにあたって、皆で話した。チームのメンバーの多くがファイナルと優勝を経験している。接戦を経験しているから、お祭りムードにはならない。

ケビンが話したように、コートでのプレイを楽しもうと思っている。情熱を持ってプレイして、お互いに助け合おうとしている。でも、毎試合の48分間はそれぞれ別物。その瞬間に集中することが目標なんだ。これまでのことを踏まえれば、難しいことではないよ。

――ケビンもチームスポーツと言っていたが、彼とレブロン(ジェームズ)のマッチアップについてはどう思った?

ケビンが難しい試練と向き合う準備を整えていたことは知っている。レブロンがボールを持ったとき、それからケビンがボールを持った場面でも、彼はキャリアを通じてやってきたことをしようとしていた。プレイオフでも、彼自身でいようとしている。試合前にチームの皆には、『周りが作ったストーリーラインなんて気にせず、自分たちのプレイをしよう。ウォリアーズのプレイをしよう』と話したんだ。

自分たちのプレイをするということに関しては、非常に良かったと思う。優秀な選手が揃っているからね。自分たちでいるということが、ファイナルを勝つ上で一番大切なことだと思う。

[特集]NBAファイナル2017


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ