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ステフィン・カリー「試合序盤からディフェンスをやるという雰囲気を作ることで、競争心をあおることができた」

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2月18日(日本時間19日)にカリフォルニア州ロサンゼルスのステイプルズ・センターで行なわれたNBAオールスターゲーム2018は、チーム・レブロンが148-145でチーム・ステフィンに勝利した。

チーム・ステフィンのキャプテンとして11得点、6リバウンド、5アシストと活躍したステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が試合を振り返った。

ーーデマー・デローザンとケビン・デュラントは今までで一番楽しいオールスターゲームだと言ってた。何が一番良かった?

素晴らしい環境で、新しいフォーマットによってカンファレンス問わず選手が混ざり合ったのが良かったね。試合序盤からディフェンスをやるという雰囲気を作ることで、競争心をあおることができた。会場やテレビの前のファンにとってもいい変化になったのではないかと思う。試合最後までそれを徹底することができた。

だから真剣勝負だったね。我々のタレントやスキルを正しい形で見せることができたから楽しかったね。

ーー来年は地元シャーロットでプレイすることになるが?

久しぶりにオールスターゲームをあそこで開催できるからね、とても楽しみだよ。カリー家にとってはクレイジーになるだろう。でも地元でNBAとバスケットボールを祝うこのイベントを行なうのは、とてもクールな経験になるはずだよ。

ーーチームを指名するとき何を考えていた?

最高のチームを作ろうと試みた。ドラフトが進むにつれ、ポジションのことを考えるようになるんだ。僕はとにかくシュートが上手い選手を集めるというのが戦略だったんだ。レブロン(ジェームズ)と僕が指名していくたびにチームが出来上がっていくのを見るのはとても面白かったよ。2人の選手が指名していくこのフォーマットの雰囲気は、見せものとしても今後面白いものになっていくと思うね。

ーーロッカールームでケビン・デュラントから試合終盤のディフェンスについて言われるのでは?

ああ、KD(ケビン・デュラント)とブロン(レブロン・ジェームズ)がかなり厳しくダブルチームしてきて、サイドラインまで追い込まれてしまった。2人の巨人がシュートを打たせてくれず、なんとかプレイを生み出そうとしたけどうまくいかなかった。我々のチームにとっては辛い終わり方になってしまったけど、ファンにとってはとても素晴らしいショーになったと思う。

ーーゲームの競争性が増したのは新しいフォーマットのおかげだったのか、選手自身がそうしたのか?

新しいフォーマットは、我々にとってリセットボタンになってくれた。ゲームの競争性を上げる方法があるということを理解させてくれた。お互いを怪我させずに選手たちを守るというのは当然だけど、ちゃんとした素晴らしい試合を見せることが大切だ。ただ行ったり来たりしながら、ディフェンスはよけて、ただのダンクコンテストみたいになるのではなくてね。

今年はそれを成し遂げることができたと思うから、今後もこれが正しい形だという流れになって欲しいと思っている。世界中のファンの前で、オールスターになるというのはどういうことかというのを見せたい。それこそが、我々がここにいる理由だからね。オールスターになるというのは、リーグのトップ24選手が努力し、キャリアで成功していくということがすべて含まれているんだ。

ーーいつも一緒にプレイしているデュラントと対戦した感想は?

正直、彼がまだウォリアーズのユニフォームを着る前のことをよく覚えているんだ。だから何度も対戦しているし、今回はオールスターゲームでの対戦となった。

ただただ楽しいよ。トラッシュトークも少しある。彼が相手ディフェンスにとってどれだけ脅威なのか、彼の才能をより理解できたね。逆に彼も僕、クレイ(トンプソン)、ドレイモンド(グリーン)に対して同じことを感じたと思うよ。

ーーNBA Caresでの活動の重要性は?

バスケットボールは人々をひとつにすることができると思っている。オールスターウィークエンドのようなイベントを使って、両チーム合わせて50万ドルを地元で影響力のあるふたつの素晴らしい組織に寄付し、支援できるというのはとても大切なことだ。今年は自分たちでも色々と決めることができたので、より気持ちの込められた活動になったと思う。

そのために我々はここにいるんだ。これはショーだ。さっきも言った通り、選手たちがオールスターウィークエンドとNBAを祝う場所なんだ。自分たちの活動でそういったコミュニティを支援するということもそこに含まれている。この辺りに関して、NBAはとてもいい仕事をしていると思う。

 

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ