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スパーズのR.C.・ビュフォードに最優秀エグゼクティブ賞

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5月9日(日本時間10日)、サンアントニオ・スパーズのR.C.・ビュフォードが最優秀エグゼクティブ賞を受賞した。NBAが発表している。スパーズで14年目のビュフォードは、2013-14シーズン以来の受賞となる。

最優秀エグゼクティブ賞はリーグの各エグゼクティブの投票で決まる。1位投票で5ポイント、2位投票で3ポイント、3位投票1ポイントが割り当て、ビュフォードは77ポイントを獲得した(1位投票は9票)。

2位はポートランド・トレイルブレイザーズのニール・オルシェイで63ポイント(1位投票は10票)。昨季の受賞者であるゴールデンステイト・ウォリアーズのボブ・マイヤーズは38ポイント(1位投票は5票)で3位だった。

スパーズは今季、球団最高となる67勝15敗をマーク。17年連続で50勝以上を記録し、サウスウェスト・ディヴィジョン制覇は過去6年で5回目となる。ホームでは40勝1敗と、1985-86シーズンのボストン・セルティックスに並ぶ数字を残した。

2年連続で最優秀守備選手賞を受賞したカワイ・レナードを擁するスパーズは、1試合平均失点(92.9失点)と守備レーディング(100ポゼッション当たり96.6失点)でリーグ1位をマーク。2011年にスパーズにドラフト指名されたレナード自身は、自己最多となる1試合平均21.2得点、リーグ3位となる3ポイントシュート成功率44.3%を記録し、オールスターにも初選出された。

スパーズは今季、ラマーカス・オルドリッジもFAで獲得。加入1年目ながら、オルドリッジは1試合平均18得点、チーム最多となる8.5リバウンド、自己最多となるフィールドゴール成功率51.3%をマークし、5年連続となるオールスター選出を果たしている。

ほかにも、スパーズは今季、オールスター選出2回のデイビッド・ウェストや、セルビア・スーパーリーグでMVP受賞3回を誇るボバン・マリヤノビッチ、2015年のサマーリーグ決勝でMVPとなったドラフト外の新人ジョナソン・シモンズを加えた。2014年にドラフト1巡目指名されたカイル・アンダーソンとともに、これらのベンチメンバーも貢献。リーグ1位となるネットレーディング(100ポゼッション当たり10.9得失点差)、3位となる1試合平均得点(39.2得点)を記録した。

1988年にスパーズに入団し、4シーズンにわたってアシスタントコーチを務めたビュフォードは、ロサンゼルス・クリッパーズやフロリダ大のアシスタントコーチを経て、1994年にスパーズに復帰。スカウト責任者などを経て、2002年からGMに就任した


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ