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スパーズの優先事項はカワイ・レナード残留

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6月21日(日本時間22日)にはNBAドラフト2018が開催されたが、サンアントニオ・スパーズの優先事項は、スター選手カワイ・レナードとの関係改善であることに変わりはない。

R.C.・ビュフォードGMは、先日チームにトレードを要求したと伝えられたレナードについて、オールスター選出2回を誇る同選手を長期間チームに残すことが球団の目標と語った。

レナードは、昨季の大半を欠場する原因になった右大腿四頭筋のけがを巡る球団とのやり取りに腹を立て、トレードを要求したと報じられた。ビュフォードGMは、伝えられた憶測についてはコメントを控えたものの、同選手と球団との関係が悪化したことは認めている。

ビュフォードGMは、ドラフト後「カワイと彼の家族は、球団と地元コミュニティにとって大きな存在だ」と語った。

「我々の誰もが今のような状況になることを望んでいなかった。彼と可能な限りベストな関係を築けるように努力する。あらゆる選択肢を検討するが、第一オプションはカワイを我々のグループに残すことだ」。

レナードは昨季開幕から27試合を欠場後に復帰を果たすも、昨季最後に出場した1月13日(同14日)のデンバー・ナゲッツ戦後、右足の違和感と痛みを訴えた。その後スパーズは出場許可を出したが、レナードはセカンドオピニオンを希望。ニューヨークにいる自身のメディカルチームと復帰を目指した。だがレナードは、スパーズがリハビリのプロセスについて疑問視したことに腹を立てたと言われている。

スパーズはウェスタン・カンファレンス7位でプレイオフに進出したが、ファーストラウンドでゴールデンステイト・ウォリアーズに敗れた。そのときニューヨークでリハビリを続けていたレナードの状態について聞かれたグレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチは「カワイと彼のグループに聞いてくれ」と発言した。

ビュフォードGMは「我々の誰もが、物事を異なる方向に進められたら良かったと強く思っている」と話している。

ポポビッチHCとレナードは、今週はじめ関係改善に向けカリフォルニアで面会したと報じられた。レナードの希望移籍先はロサンゼルス・レイカーズと見られているが、ビュフォードGMの発言からは、スパーズに同選手を簡単に放出する意思がないことがうかがえる。

原文:Spurs GM R.C. Buford holds out hope relationship with Kawhi Leonard can be repaired by NBA.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ