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スパーズファンがウォリアーズのザザ・パチューリアを相手取り訴訟を起こす

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NBAとサンアントニオ・スパーズのカワイ・レナードは、すでに足首の負傷から気持ちを切り替えているかもしれない。だが、あるスパーズファンには当てはまらなかった。

スパーズファンのフアン・バスケスさんが、ゴールデンステイト・ウォリアーズのザザ・パチューリアを相手取り、NBAプレイオフ2017 ウェスタン・カンファレンス決勝 第1戦でレナードの着地点に足を踏み入れたとして訴訟を起こしたと『San Antonio Express-News』が伝えている。

レナードは、第1戦の第3クォーター残り7分54秒に3ポイントショットを放った後、着地の際にパチューリアの足を踏み、以前から痛めていた左足首の負傷を悪化させ、第2戦を欠場する事態に陥った。スパーズはシリーズ第2戦を終え、2連敗を喫している。

第3戦は20日(日本時間21日)にスパーズの本拠地AT&Tセンターで行なわれる予定だが、レナードの出場は微妙な状態だ。ここ2シーズン続けてウェスタン・カンファレンスを制しているウォリアーズとのシリーズを勝ち抜くためにも、スパーズにとって第3戦は絶対に落とせない。

スパーズのシーズンチケット・ホルダーで、サンアントニオ市内にあるカードショップ『What’s On Second』の代表を務めているバスケスさんは、テキサス州ベア群の地方裁判所で訴訟を起こした。訴訟内容は、“パチューリアが正当であるとする弁明もないまま、故意に、そして悪意ある動機を持って、対戦チームのカワイ・レナードの着地点を侵害した”というもの。

原告はまた、“適切な位置”になかったパチューリアの足により、スパーズが優位性のあるプレイをする可能性、今回のシリーズひいてはNBAファイナルでのホームゲームの試合数が増える可能性を侵害された、とも主張している。さらに、試合チケットの価値にマイナスの影響を与えた、という内容も付け加えられている。

原告は損害賠償として、被告に対し今後の試合で今回のような危険行為をしないよう一時的な禁止命令が科される、もしくは被害者側への何らかの法的救済を要求している。

原告側の主席弁護士は「我々の要求は、今回のようにチームにとって、そしてチームを愛するファンにとって深刻なダメージとなり得る行為をサンアントニオでは認めないということだけだ」と語っている。

原文:Spurs fan sues Zaza Pachulia, Warriors for 'intentionally and maliciously' injuring Kawhi Leonard by Gabrielle McMillen/Sportig News(抄訳)


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