7月8日（日本時間9日）、NBAは2015-16シーズンのチーム年俸総額の上限であるサラリーキャップの金額を、前年比11％増の7000万ドル（約84億5400万円）に定めたことを発表した。また、ラグジュアリータックス基準額も前年比10.3％増の8474万ドル（約102億3400万円）に設定された。

これらは、フリーエージェント選手との契約、他チームとのトレードが解禁となる9日の午前0時1分（アメリカ東部標準時間）から適用される。

各チームの年俸総額の最低ラインであるミニマムサラリーは、サラリーキャップの90％に当たる6300万ドル（約76億円）に設定された。

現行の労使協定上、チームの年俸総額に応じて、3種類のミッドレベル例外条項が存在する。タックスライン超過額が400万ドル（約4億9000万円）未満のチームが使用できるノンタックペイヤードミッドレベル例外条項は546万4000ドル（約6億6000万円）、タックスラインを400万ドル以上超過しているチームが使用できるタックスペイヤー・ミッドレベル例外条項は337万6000ドル（約4億770万円）、そしてサラリーキャップを超過していないチームが使用できるルーム・ミッドレベル例外条項は281万4000ドル（約3億3980万円）に設定された。